- 2023年8月31日
2歳児が発揮した「ニュートラルな関わり方」
先日にじ組(2歳児クラス)では、二人の女の子がおままごと遊びをしていました。一人の子は、お友だちが使っていた道具を使いたかったのでしょう。 ちょっと借りようとしました。するとお友だちは「私が使っているんだから!」と言わんばかりに、道具をぎゅっと握って放しません……。貸してくれないと分かった女の子は、 […]
先日にじ組(2歳児クラス)では、二人の女の子がおままごと遊びをしていました。一人の子は、お友だちが使っていた道具を使いたかったのでしょう。 ちょっと借りようとしました。するとお友だちは「私が使っているんだから!」と言わんばかりに、道具をぎゅっと握って放しません……。貸してくれないと分かった女の子は、 […]
うちの園の理念は「自立と貢献」です。乳幼児教育で大事になっていることは、小学校教育の先取りでもないし、何かをできるようにさせることでもありません。むしろ、自分で考えて行動したり、子どもの好奇心や興味を伸ばしたり、友だちと折り合いをつけたりする等の方が格段に重要です。特に「自立」は、乳幼児期に限らず生 […]
うちの子ども園では、子どもたちが自分で食べたい量を申告して、食事を受け取る「セミバイキング方式」をとっています。 セミバイキング方式とは、子どもが食べられる量を自分で決められるということです。 具体的には、配膳する先生から「○○くん、これ、どのくらい食べられる?」と聞かれ、子どもが「いっぱい」とか「 […]
各クラスの懇談会で、園の考え方や子育てにとって大事な視点を話しました。具体的には、子どもが自分で物事をすすめていく体験を積み重ね、生活の中で「自分でできることを増やしていく」ことについてです。 園生活では、自分の持ち物は自分でロッカーに入れたり、できる限り着替えを自分でやってもらったりと、自分のこと […]
今回は園で大事にしている考え方を、皆さんにも改めて知っていただけたらと思います。 ≪自立・意欲≫ 赤ちゃんの頃から、子どもが自分でできること、自分でやろうとしていることを大切にしています。大人は、子どもがやろうとすることを邪魔しない、「待つ」、「見守る」、「提案する」保育に努めます。 ≪興味・探求心 […]
この4月から、14名の新入園児を迎えました。そこで今回は赤ちゃんの育ちにどんなことが大切なのかを考えたいと思います。 生まれてすぐの赤ちゃんは、視力もまだ弱く、表情もなく、モノの動きや音にもほとんど反応しません。二カ月目ぐらいから、上に吊り下げたものの動きを目で追ったり、人の声かけや音に反応しはじめ […]
「乳幼児期に脳が急速に発達する」という話は、近年ではメディアでも広く取り上げられているので、ご存じのご家庭も多いかもしれません。その影響からか、近年ちょっとした「早期教育ブーム」があるように思います。 しかし、何でもかんでも早くから学ばせればいいわけではありません。大切なのは、それが子どもにとって「 […]
そら・かぜ・たいよう組では、いろいろな素材を使って子どもたちが思い思いの製作遊びを楽しんでいます。年末には「大きくなった会」で使った衣装でファッションショーを行いましたが、年が明けた現在も衣装づくりに夢中になっている子が多くいます。このため子どもたちと相談して、再度ファッションショーをやる予定です。 […]
静岡の保育園での虐待事件を発端に、全国で子どもに脅すような言葉を浴びせたり、罰を与えたりするような不適切な保育が明るみになっています。 不適切な保育の背景には、保育士が余裕をもって保育にのぞめていない状況がある気がします。 例えば一人きりで多くの子どもを見なくてはいけない、○時までに子 […]
先日、テレビの取材を受けて、不適切な保育が起こらないためにどんなことが必要なのかをお話しさせていただきました。テレビ放映では、ほんの一部だけの放映だったので、そもそもどんなことが大事なのかを改めて説明しようと思いました。 大切なのは、子どもを権利の主体(一人の人間)としてとらえているかどうか、という […]
子どもの手は、でたらめな動きから、徐々に食具を口に持っていくような制御ができるようになり、3歳くらいの頃には手をうまく動かしながら服の脱ぎ着ができるようになるまでに成長します。 「眼は口ほどにものを言う」ではありませんが、言葉がまだ十分に使えない子どもにとって、「手は口ほどにものを言う」気がします。 […]
うちの子ども園で大事にしたいことは、「一人ひとりが楽しく生活できること」と「一人ひとりの楽しみが大人や子ども同士の関わりの中でもっと楽しく豊かにしていくこと」です。 そのために子どもたちの興味をひき出すコーナーの環境をつくり、一人ひとりの「好き」や「楽しさ」が見つけられるよう工夫しています。これにつ […]
子どもは私たちが教育しなくても、自発的な活動の中で自然にいろいろなことを身につけていきます。例えばハイハイをしていた赤ちゃんはある日つかまり立ちをし、やがてよちよち歩きをするようになり、1か月後には歩いていたりもします。あるいはついこの間まで言葉がでていなかった子が、1か月後には突然2語文をしゃべっ […]
私も子どもがいるのですが、小さい頃は本当によく体調をくずしました。保育園に預けていて、園からの電話は突然の予定変更を余儀なくされたので、本当にびくびくしていました。しかし考えてみれば、子どもがかぜをひくのは当たり前です。 赤ちゃんは無菌状態で生まれ、生後3か月ごろまで母親からもらった免疫に守られて、 […]
民主的な社会を形成するにあたって、大切なのは「違った考えを持った人々と話し合いを進め、合意形成をつくる(納得解を導き出す)」ことだと言われています。しかしこれはは大人社会だけのことでなく、子ども社会や子どもの成長過程においても大事なことだと考えています。 先日子どもたちが水遊びをしている時に、地面の […]
「Aちゃん(同級生)って、意地悪なことばかりして嫌いなんだよね。いなくなっちゃえばいいのに……」 自分の子どもが小さい頃、こんな発言をしたので、どきっとしたことがあります。 大人からすると「どうしてそんなことを言うの! 友だちがいなくなれなんて、言ってはいけません!」と言いたくなってしまうところです […]
5月には各クラス保護者懇談会を行いました。直接皆さんとお会いしての懇談会は、2年ぶりでしょうか。ほんの短い時間でしたが、保護者同士と私たちが直接顔を突き合わせてお話しできたことがとても楽しく有意義なものだと感じました。また保護者の皆さんから、ご相談やお悩みを聞くことができたのも嬉しく思いました。本当 […]
毎朝、保護者の皆さんは、お子さんを園に預けて仕事に出かけていきます。子どもは先生やお友だちと楽しく園で生活していますが、この時期何度も発することばがあります。 それは「ママ(パパ)がいいの…」です。環境の変化に敏感な子どもは、不安な気持ちをこんな言葉で表現します。新入園の子どもはもちろんのこと、進級 […]
「自分ならできる」「自分なら何とかなる」といった、子どもの自己肯定感を育む重要性は、保育や教育の世界でよく言われるようになりました。 実は自己肯定感は気持ちの安定と深い関係があり、ある研究によると自己肯定感が高い状態にあるほどストレスの負荷が低いことがわかっています。 自己肯定感が高いとは、自分に対 […]
大きくなった会のご参加ありがとうございました。しずく・ひかる組は映像配信としましたが、ご覧いただけましたでしょうか。子どもたちはどの子も、それぞれの持ち味が発揮された、保護者の皆さんもお子さんの成長を感じられたのではないでしょうか。 園では、友だちと関わる中で互いの思いや考えなどを共有し、共通の目的 […]