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園長の保育雑談

  • 2022年4月28日

「ママ(パパ)がいいよね」の声があちこちから…!?【園長の保育雑談】

毎朝、保護者の皆さんは、お子さんを園に預けて仕事に出かけていきます。子どもは先生やお友だちと楽しく園で生活していますが、この時期何度も発することばがあります。 それは「ママ(パパ)がいいの…」です。環境の変化に敏感な子どもは、不安な気持ちをこんな言葉で表現します。新入園の子どもはもちろんのこと、進級 […]

  • 2022年1月31日

寝る前に一日の良かったことを話してみよう【園長の保育雑談】

「自分ならできる」「自分なら何とかなる」といった、子どもの自己肯定感を育む重要性は、保育や教育の世界でよく言われるようになりました。 実は自己肯定感は気持ちの安定と深い関係があり、ある研究によると自己肯定感が高い状態にあるほどストレスの負荷が低いことがわかっています。 自己肯定感が高いとは、自分に対 […]

  • 2021年12月28日

子どもは「善く見ると善くなる」【園長の保育雑談】

大きくなった会のご参加ありがとうございました。しずく・ひかる組は映像配信としましたが、ご覧いただけましたでしょうか。子どもたちはどの子も、それぞれの持ち味が発揮された、保護者の皆さんもお子さんの成長を感じられたのではないでしょうか。 園では、友だちと関わる中で互いの思いや考えなどを共有し、共通の目的 […]

  • 2021年11月30日

子どもが親に話すことは、どこまで本当?【園長の保育雑談】

自分の子どもがまだ保育園に通っていた頃の出来事、たしか4歳ぐらいの時じゃないかと思います。 園から帰ってきて、子どもと一緒にお風呂に入っていたら、腕にケガをしていました。理由を聞いてみると…… 「Aちゃんと遊んでいたら何にもしていないのに、ぶたれた」と話すのです。 「何もしてないのに、どうしてAちゃ […]

  • 2021年10月29日

教育とは、子どもの「好き」を見つけ伸ばしてあげること【園長の保育雑談】

先日職員会議で、3歳以上児クラスの先生たちが、子どもたちと生き物の関わりについて発表し、職員で勉強し合いました。現在園にはカメや金魚、ザリガニ、青虫、カブトムシ(卵)など、たくさんの生き物がいます。子どもがこうした生き物に対してどんな反応をしていたのかを、先生たちが話してくれました。子どもは…… 「 […]

  • 2021年9月30日

子どもが体験している世界に言葉を添えてみよう【園長の保育雑談】

雨が降った後や夕方になると、よく砂場の園庭に大きなカエルのお友だちが現れることがあります。ヒキガエルなのか、アマガエルなのかは定かではありませんが、ともかく気持ちよさそうに佇んでいるのを、よく子どもたちが発見してくれます。 なかなかカエルを積極的に捕まえられる子どもや保育者はいませんので、私が捕まえ […]

  • 2021年8月31日

新しくなった0,1歳児クラスの保育室に注目です!【園長の保育雑談】

うちの園では、0、1歳児クラスの子どもが同じ部屋、同じ空間で生活しています。それは、赤ちゃんからおよそ30ヶ月頃までの子どもの成長を、連続的にみることが大切だと考えているためです。 先日保育室のレイアウト変更をしました。保育室の配置換えを行った理由は、主にこんなところにあります。 それぞれの子どもの […]

  • 2021年7月30日

わが子でも、自分の思い通りになるわけではないジレンマ!?【園長の保育雑談】

私たち大人は、子どもに対してついつい上から目線でモノを言ってしまうことがよくあります。 「これ、ダメって言ったよね! 何回言ったらわかるの?」、「それできないんだったら、知らないから!」、「なんでそんなことしてるの?」、「そんなことはしないの!」などなど。会社で後輩にこんな発言をしていたら、パワハラ […]

  • 2021年7月15日

目に見える学力を下支えするのは……【園長の保育雑談】

以前、脳の成長には知識の詰め込みではなくて、「考える力」「創造する力」「感情をコントロールする力」を育てていくことが大事で、そのために大切な環境とは……と、話をさせていただきました。今回はその続きで、なぜそうした力が今日大切と言われてきているのかを話したいと思います。 今まで子どもの将来に影響する能 […]

  • 2021年6月30日

子どもは「やらかす」ことで、根っこが育つ【園長の保育雑談】

6月にも書きましたが、子育てをしていて大切なのは、子どもの存在を否定せずに、子どもの行動や言動を肯定的に受け止めることです。しかしこれは、口で言うほど簡単なことではありません。なぜなら実際に子どもが‶やらかすこと″は、大人からすると厄介で手間がかかることが多いからです。 例えば、子どもは2歳くらいの […]

  • 2021年5月31日

子どもの脳は友達同士で「育ち合う」【園長の保育雑談】

子どもの成長には、身体の成長の他に脳の成長があります。脳の成長とは、知識を詰め込むだけではありません。考える力、創造する力、対話する力、感情をコントロールする力などが、様々な体験を通して脳を思う存分使い、育っていくことです。それが社会に出たときの生きる力の基礎になります。知識を詰め込むことは小学校以 […]

  • 2021年4月30日

自立し、貢献のできる子どもを育てたい【園長の保育雑談】

新年度が始まったこともあり、改めて本園の保育理念「自立と貢献」について、説明したいと思います。 本園が目指すのは、「自立」し、「貢献」のできる子どもです。社会の構成員の一人として、大人だけでなく子ども同士との関わりから、人の役に立つことに喜びを感じる子どもを育てることです。 「自立」とは、自分のこと […]

  • 2021年1月29日

子どもは自ら成長する力を持っています【園長の保育雑談】

食事の場面で、こんなやりとりしていませんか? 子:「これ、もういらない!」 親:「これしか食べてないの?」 子:「だって、もういらないんだもん。」 親:「もっと食べられるでしょ? ほら「あーんしてみて!」」と子どものスプーンをもって、口の中に入れようとします。  どこの家庭にもある光景だと思います。 […]

  • 2020年12月28日

子どもの「納得感」を優先した関わり方を 【園長の保育雑談】

先日職員会議で、職員と一緒に事例検討を行いました。それは、こんな事例です。 2歳児クラスの着替えの時間に、その日は「着替えたくない」と着替えコーナーに向かわないAちゃん。朝から「○○の柄のものが良かった」と主張していましたが、その日は残念ながらその服を持って来ていませんでした。案の定、着替えの時間に […]

  • 2020年11月30日

大切なのは、子どもに選択させ、問いかけること【園長の保育雑談】

毎日の子どもとの生活の中で、私たち保育者が大切にしている関わりの一つに「問いかける」ということがあります。 例えば子どもがケガをして、事務所(医務室)に来ることがよくあります。そんな時にも「○○ちゃん、どうした?」とやさしく聞いてあげます。 たいていの子は痛い箇所を指して「ここ(が痛い)」と言ったり […]

  • 2020年10月30日

改めて振り返る「行事の意味」【園長の保育雑談】

今年はコロナの影響で、地域や小中学校においてもいろいろな行事が中止になったり変更になったり余儀なくされています。当子ども園でも、小中学校が様々な行事を中止・取りやめをしている中、どこまで行事を実施していくべきなのかについては、とても悩みました。そこで改めて、子ども園での「行事のねらい」や意味について […]

  • 2020年9月30日

頑張っている保護者にエールを!【園長の保育雑談】

かつて、ある女性作家が週刊誌で「出産したら女性は会社をお辞めなさい」という旨の発言をして、物議を醸したことがありました。この方は「産休」のような「女性をめぐる制度」は会社にとって「迷惑千万」だと否定していました。そういう制度を利用する女性は「自分本位で、自分の行動がどれほど他者に迷惑をかけているのか […]

  • 2020年8月31日

コロナ禍の保育で改めて大切にすること【園長の保育雑談】

先日、明和政子先生(認知発達科学・京大大学院教授)のオンライン研修を受けました。タイトルは「コロナ禍の人の育ち」です。こんなことを話していました。 国の専門家会議により「新しい生活様式」(1、他者と身体的な距離をとる、2、3密(密閉、密集、密接)を避ける、3、会話は真正面を避け、マスクを着用する)が […]

  • 2020年7月31日

「しずかちゃん」に学ぶ親子のコミュニケーション【園長の保育雑談】

私自身の話で恐縮ですが、私は幼少の頃から上級生や学校の先生が苦手でした。 保育園では押し入れに入れられて叱られたり、中学校では、威張っている先輩の理不尽な要求に従うことができず、喧嘩になってしまうこともしばしばでした。学校の先生に対しても、特に自分で納得のいかないことが許せずに、乱暴な言葉使いをした […]

  • 2020年6月30日

子どもから成長の機会を得ていますか?【園長の保育雑談】

子どもというのは、親から子どもに接して、話しかけたり、スキンシップをとったり、共感したりするなど色々な働きかけによって育っていきます。 しかし、親だけではなく、子どもの側も、生まれたときから親の愛情を引き出そうとしていることをご存じでしょうか。 例えば、生まれて2~3ヶ月ごろには、親の働きかけに対し […]

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