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園長の保育雑談

  • 2023年4月28日

子どもはみんなでみると、よりよく育つ!

今回は園で大事にしている考え方を、皆さんにも改めて知っていただけたらと思います。 ≪自立・意欲≫ 赤ちゃんの頃から、子どもが自分でできること、自分でやろうとしていることを大切にしています。大人は、子どもがやろうとすることを邪魔しない、「待つ」、「見守る」、「提案する」保育に努めます。 ≪興味・探求心 […]

  • 2023年4月3日

五感を活用した遊びが子どもの成長には欠かせません

この4月から、14名の新入園児を迎えました。そこで今回は赤ちゃんの育ちにどんなことが大切なのかを考えたいと思います。 生まれてすぐの赤ちゃんは、視力もまだ弱く、表情もなく、モノの動きや音にもほとんど反応しません。二カ月目ぐらいから、上に吊り下げたものの動きを目で追ったり、人の声かけや音に反応しはじめ […]

  • 2023年3月8日

英語や早期教育は押し付けないことを大切に

「乳幼児期に脳が急速に発達する」という話は、近年ではメディアでも広く取り上げられているので、ご存じのご家庭も多いかもしれません。その影響からか、近年ちょっとした「早期教育ブーム」があるように思います。 しかし、何でもかんでも早くから学ばせればいいわけではありません。大切なのは、それが子どもにとって「 […]

  • 2023年1月31日

造形活動 子どもの創造する力を伸ばすには

そら・かぜ・たいよう組では、いろいろな素材を使って子どもたちが思い思いの製作遊びを楽しんでいます。年末には「大きくなった会」で使った衣装でファッションショーを行いましたが、年が明けた現在も衣装づくりに夢中になっている子が多くいます。このため子どもたちと相談して、再度ファッションショーをやる予定です。 […]

  • 2022年12月28日

どう防ぐ?不適切な保育~うちの園の取り組みから~

  静岡の保育園での虐待事件を発端に、全国で子どもに脅すような言葉を浴びせたり、罰を与えたりするような不適切な保育が明るみになっています。 不適切な保育の背景には、保育士が余裕をもって保育にのぞめていない状況がある気がします。 例えば一人きりで多くの子どもを見なくてはいけない、○時までに子 […]

  • 2022年12月28日

静岡県裾野市のような事件を起こさないためには……(不適切な保育)

先日、テレビの取材を受けて、不適切な保育が起こらないためにどんなことが必要なのかをお話しさせていただきました。テレビ放映では、ほんの一部だけの放映だったので、そもそもどんなことが大事なのかを改めて説明しようと思いました。 大切なのは、子どもを権利の主体(一人の人間)としてとらえているかどうか、という […]

  • 2022年11月30日

子どもの手は口ほどにものをいう!?子どもの手の発達と心の成長

子どもの手は、でたらめな動きから、徐々に食具を口に持っていくような制御ができるようになり、3歳くらいの頃には手をうまく動かしながら服の脱ぎ着ができるようになるまでに成長します。 「眼は口ほどにものを言う」ではありませんが、言葉がまだ十分に使えない子どもにとって、「手は口ほどにものを言う」気がします。 […]

  • 2022年10月31日

「楽しさ」を「より楽しいもの」へと深化するには!?

うちの子ども園で大事にしたいことは、「一人ひとりが楽しく生活できること」と「一人ひとりの楽しみが大人や子ども同士の関わりの中でもっと楽しく豊かにしていくこと」です。 そのために子どもたちの興味をひき出すコーナーの環境をつくり、一人ひとりの「好き」や「楽しさ」が見つけられるよう工夫しています。これにつ […]

  • 2022年9月30日

子どもは子ども同士で育ち合う~自発的な活動~

子どもは私たちが教育しなくても、自発的な活動の中で自然にいろいろなことを身につけていきます。例えばハイハイをしていた赤ちゃんはある日つかまり立ちをし、やがてよちよち歩きをするようになり、1か月後には歩いていたりもします。あるいはついこの間まで言葉がでていなかった子が、1か月後には突然2語文をしゃべっ […]

  • 2022年8月31日

「かぜ」は健康な身体作りに欠かせない!

私も子どもがいるのですが、小さい頃は本当によく体調をくずしました。保育園に預けていて、園からの電話は突然の予定変更を余儀なくされたので、本当にびくびくしていました。しかし考えてみれば、子どもがかぜをひくのは当たり前です。 赤ちゃんは無菌状態で生まれ、生後3か月ごろまで母親からもらった免疫に守られて、 […]

  • 2022年7月29日

子ども同士の話し合いが民主主義の根っこ!?

民主的な社会を形成するにあたって、大切なのは「違った考えを持った人々と話し合いを進め、合意形成をつくる(納得解を導き出す)」ことだと言われています。しかしこれはは大人社会だけのことでなく、子ども社会や子どもの成長過程においても大事なことだと考えています。 先日子どもたちが水遊びをしている時に、地面の […]

  • 2022年6月30日

どきっとするような子どもの暴言、どう考えますか

「Aちゃん(同級生)って、意地悪なことばかりして嫌いなんだよね。いなくなっちゃえばいいのに……」 自分の子どもが小さい頃、こんな発言をしたので、どきっとしたことがあります。 大人からすると「どうしてそんなことを言うの! 友だちがいなくなれなんて、言ってはいけません!」と言いたくなってしまうところです […]

  • 2022年5月31日

「みんなそろって、いただきます」をやめたわけ

5月には各クラス保護者懇談会を行いました。直接皆さんとお会いしての懇談会は、2年ぶりでしょうか。ほんの短い時間でしたが、保護者同士と私たちが直接顔を突き合わせてお話しできたことがとても楽しく有意義なものだと感じました。また保護者の皆さんから、ご相談やお悩みを聞くことができたのも嬉しく思いました。本当 […]

  • 2022年4月28日

「ママ(パパ)がいいよね」の声があちこちから…!?

毎朝、保護者の皆さんは、お子さんを園に預けて仕事に出かけていきます。子どもは先生やお友だちと楽しく園で生活していますが、この時期何度も発することばがあります。 それは「ママ(パパ)がいいの…」です。環境の変化に敏感な子どもは、不安な気持ちをこんな言葉で表現します。新入園の子どもはもちろんのこと、進級 […]

  • 2022年1月31日

寝る前に一日の良かったことを話してみよう

「自分ならできる」「自分なら何とかなる」といった、子どもの自己肯定感を育む重要性は、保育や教育の世界でよく言われるようになりました。 実は自己肯定感は気持ちの安定と深い関係があり、ある研究によると自己肯定感が高い状態にあるほどストレスの負荷が低いことがわかっています。 自己肯定感が高いとは、自分に対 […]

  • 2021年12月28日

子どもは「善く見ると善くなる」

大きくなった会のご参加ありがとうございました。しずく・ひかる組は映像配信としましたが、ご覧いただけましたでしょうか。子どもたちはどの子も、それぞれの持ち味が発揮された、保護者の皆さんもお子さんの成長を感じられたのではないでしょうか。 園では、友だちと関わる中で互いの思いや考えなどを共有し、共通の目的 […]

  • 2021年11月30日

子どもが親に話すことは、どこまで本当?子どもの嘘の話

自分の子どもがまだ保育園に通っていた頃の出来事、たしか4歳ぐらいの時じゃないかと思います。 園から帰ってきて、子どもと一緒にお風呂に入っていたら、腕にケガをしていました。理由を聞いてみると…… 「Aちゃんと遊んでいたら何にもしていないのに、ぶたれた」と話すのです。 「何もしてないのに、どうしてAちゃ […]

  • 2021年10月29日

教育とは、子どもの「好き」を見つけ伸ばしてあげること

先日職員会議で、3歳以上児クラスの先生たちが、子どもたちと生き物の関わりについて発表し、職員で勉強し合いました。現在園にはカメや金魚、ザリガニ、青虫、カブトムシ(卵)など、たくさんの生き物がいます。子どもがこうした生き物に対してどんな反応をしていたのかを、先生たちが話してくれました。子どもは…… 「 […]

  • 2021年9月30日

子どもが体験している世界に言葉を添えてみよう【園長の保育雑談】

雨が降った後や夕方になると、よく砂場の園庭に大きなカエルのお友だちが現れることがあります。ヒキガエルなのか、アマガエルなのかは定かではありませんが、ともかく気持ちよさそうに佇んでいるのを、よく子どもたちが発見してくれます。 なかなかカエルを積極的に捕まえられる子どもや保育者はいませんので、私が捕まえ […]

  • 2021年8月31日

新しくなった0,1歳児クラスの保育室に注目です!【園長の保育雑談】

うちの園では、0、1歳児クラスの子どもが同じ部屋、同じ空間で生活しています。それは、赤ちゃんからおよそ30ヶ月頃までの子どもの成長を、連続的にみることが大切だと考えているためです。 先日保育室のレイアウト変更をしました。保育室の配置換えを行った理由は、主にこんなところにあります。 それぞれの子どもの […]

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