非認知的能力
知識や技能、学力ではなく、資質や心の強さ・豊かさのこと。具体的には、ものごとに取り組もうとする意欲や意思、他者と折り合いをつけ、協力し合おうとする、感情をコントロールする、失敗してももう一度立ち上がろうとするレジリエンスなどの社会情動的スキルなどのことを指します。幼児期、特に4~5歳児の間に大きな成長を見せる力でもあり、小学校以降の学びにもつながる大切な力です。
- 2024年3月29日
「遊び」で育つ、目に見えない力
保護者の皆さんは子ども園に、どんなイメージをもっていますか? きっと多くの方は、子どもたちが遊んでいる場とか、生活の場、と思っているのではないでしょうか。 「遊び」というと、大人からすると「娯楽」のような、仕事や日常から逃れた解放的なイメージがあるかもしれませんが、子どもにとって「遊び」はとても重要 […]
- 2023年11月30日
乳幼児期に大切なのは「先取り」ではありません
仕事でいろいろな保育園・幼稚園を見に行く機会があります。他の園でしばしば見られるのは、小学校以降に学ぶ内容を先取りして教えようとしている光景です。 例えば、逆上がりの練習をしている子どもたちを見かけます。先生が鉄棒のそばに立ち、子どもたちが逆上がりできるように手助けしています。小学校の授業のように、 […]
- 2023年4月28日
子どもはみんなでみると、よりよく育つ!
今回は園で大事にしている考え方を、皆さんにも改めて知っていただけたらと思います。 ≪自立・意欲≫ 赤ちゃんの頃から、子どもが自分でできること、自分でやろうとしていることを大切にしています。大人は、子どもがやろうとすることを邪魔しない、「待つ」、「見守る」、「提案する」保育に努めます。 ≪興味・探求心 […]
- 2021年7月15日
目に見える学力を下支えするのは……【園長の保育雑談】
以前、脳の成長には知識の詰め込みではなくて、「考える力」「創造する力」「感情をコントロールする力」を育てていくことが大事で、そのために大切な環境とは……と、話をさせていただきました。今回はその続きで、なぜそうした力が今日大切と言われてきているのかを話したいと思います。 今まで子どもの将来に影響する能 […]
- 2021年5月31日
子どもの脳は友達同士で「育ち合う」【園長の保育雑談】
子どもの成長には、身体の成長の他に脳の成長があります。脳の成長とは、知識を詰め込むだけではありません。考える力、創造する力、対話する力、感情をコントロールする力などが、様々な体験を通して脳を思う存分使い、育っていくことです。それが社会に出たときの生きる力の基礎になります。知識を詰め込むことは小学校以 […]
- 2020年2月3日
共感と見守りが子どもの力をのばします
給食中に、3歳児(Sくん)と4歳児(Yくん)でこんな会話をしていました。 Y:2せんえんと1まんはどっちがおっきいか、知っている? S:知っているよ、1まんでしょ Y:えっ! なんで知ってるの? S:だって、見たもん。まんはでかいよー Y:おっきいの? S:おっきいよ、こんなぐらい (と言って、両手 […]
- 2019年7月1日
「レジリエンス(立ち直る力)」を育んでほしい
乳幼児期に育みたい力は、「自立」ですが、最近これに加えて「レジリエンス」ということが言われるようになってきました。 この言葉は、ストレスを受けても、それにめげることなく、人間の心の「立ち直る力」という意味で使われます。私自身も、乳幼児期にこの「レジリエンス」という力を身につけることが大切だと考えてい […]