
言葉かけ
子どもに対しての言葉のかけ方、言葉の使い方についてふれている記事です。大人が子どもを先回りするのではなく「問いかけ」を中心にしたかかわり方を大切に考えています。
- 2024年12月27日
思いやりってどう育てる?
子育てしているほとんどの親は、将来我が子を「思いやりのある子」に育ってほしいと願っていることと思います。しかし、「思いやり」を教えることは、思った以上に難しいものです。 例えば、子どもがお友だちの物を勝手に使ってしまった時、私たちはつい「それはダメ!」と注意しがちです。でも、本当に大切なのは、「ダメ […]
- 2024年10月31日
親子で一緒に育てる自立心:子どもの小さな挑戦を応援しよう
子育ての最終的な目標は、「親の手を借りなくても、自分で生きていける力を育む」ことです。これは高校生や大学生になってから始めるのではなく、幼児期から少しずつ意識していくことが大切です。幼い頃から、子どもが自分でできることを増やしていくことで、自信と達成感を得られます。 10月から始まった保護者面談でも […]
- 2024年7月31日
保育士の何気ないスゴいかかわり
今年度の前半、早稲田大学大学院の「言葉の専門家」(言語政策,市民性教育,海外の日本語教育)である福島青史先生(たまたま園長と苗字が同じなのですが、特に親戚というわけではありません)が、すべてのクラスの保育に入っています。 福島先生が先日のコラムで書いて下さったように、うちの保育士の子どもへの関わり方 […]
- 2024年5月1日
安心と挑戦の好循環が、子どもの成長を促します
新年度を迎えて1ヶ月が経ちました。新しく入園してきた子どもたちも、少しずつ園生活に慣れてきました。今月のしずく組・ひかる組の記事には新入園児のAちゃんの姿が書かれています。初めて親から離れて園での生活がスタートしたAちゃんは、最初は担任の先生から離れることすらできませんでした。しかし先生たちがAちゃ […]
- 2024年1月31日
「交渉する子育て」実践してみませんか?
子どもがおもちゃが欲しくてダダをこねているとき、保護者のみなさんだったら、どうしますか?「そんなこと言うんだったら、置いていくよ!」というのか、それとも「しょうがないなぁ、今度買ってあげるから」というのか、どちらが望ましい関わりといえるでしょうか? ただ厳しくするのも違う気がするし、かといって子ども […]
- 2023年12月2日
こたえは~よわむしでした!【わかくさ日記】
2か月ほど前のことだったでしょうか……大きいクラスの子たちと一緒にお昼を食べている時に、なぞなぞを出したのがきっかけで、ランチタイムのなぞなぞを楽しみにしてくれる子が増えてきました。 問題を出すとすぐに「わかんな~い。こたえおしえて」という子が多かったのですが、ヒントを聞いて色々想像し、考えて答える […]
- 2022年7月1日
子育ておしゃべり会「たまには親だけで話しませんか」【わかくさ日記】
先日「子育ておしゃべり会」を開催しました。子育て支援を目的とした初めての企画でしたが、今回は6名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。 前半は「子どもの声掛けどうしていますか?」というテーマで話しました。「いつも子どもの良いところたくさん言ってる!」と元気に話すお母さんは、子どもは自分 […]
- 2022年6月30日
どきっとするような子どもの暴言、どう考えますか
「Aちゃん(同級生)って、意地悪なことばかりして嫌いなんだよね。いなくなっちゃえばいいのに……」 自分の子どもが小さい頃、こんな発言をしたので、どきっとしたことがあります。 大人からすると「どうしてそんなことを言うの! 友だちがいなくなれなんて、言ってはいけません!」と言いたくなってしまうところです […]
- 2022年1月31日
寝る前に一日の良かったことを話してみよう
「自分ならできる」「自分なら何とかなる」といった、子どもの自己肯定感を育む重要性は、保育や教育の世界でよく言われるようになりました。 実は自己肯定感は気持ちの安定と深い関係があり、ある研究によると自己肯定感が高い状態にあるほどストレスの負荷が低いことがわかっています。 自己肯定感が高いとは、自分に対 […]
- 2021年9月30日
子どもが体験している世界に言葉を添えてみよう【園長の保育雑談】
雨が降った後や夕方になると、よく砂場の園庭に大きなカエルのお友だちが現れることがあります。ヒキガエルなのか、アマガエルなのかは定かではありませんが、ともかく気持ちよさそうに佇んでいるのを、よく子どもたちが発見してくれます。 なかなかカエルを積極的に捕まえられる子どもや保育者はいませんので、私が捕まえ […]
- 2021年6月30日
子どもは「やらかす」ことで、根っこが育つ【園長の保育雑談】
6月にも書きましたが、子育てをしていて大切なのは、子どもの存在を否定せずに、子どもの行動や言動を肯定的に受け止めることです。しかしこれは、口で言うほど簡単なことではありません。なぜなら実際に子どもが‶やらかすこと″は、大人からすると厄介で手間がかかることが多いからです。 例えば、子どもは2歳くらいの […]
- 2020年12月2日
子どもが自分で振り返る力を信じる【わかくさ日記】
「ほり先生は、なに組の先生?」「事務所の先生か!」と言われることにちょっと複雑な気持ちに…みんなの先生を目指すべく!色々なクラスに顔を出しに行っています。 ある日、お昼前に3歳以上児の部屋に行くと、年少組のAちゃんが私の所に来て「布団敷きに行きたい!」と訴えてきました。 「どうしたの?」と話を聞くと […]
- 2020年11月30日
大切なのは、子どもに選択させ、問いかけること【園長の保育雑談】
毎日の子どもとの生活の中で、私たち保育者が大切にしている関わりの一つに「問いかける」ということがあります。 例えば子どもがケガをして、事務所(医務室)に来ることがよくあります。そんな時にも「○○ちゃん、どうした?」とやさしく聞いてあげます。 たいていの子は痛い箇所を指して「ここ(が痛い)」と言ったり […]
- 2019年11月29日
「人にやさしく」、「人の手助けをしよう」という気持ちはいつ頃から?【園長の保育雑談】
子どもが純粋に「人の役に立つ」ことや「人の手助けをする」行動に好意を示すのはいつ頃から芽生えるのでしょうか。 かつて6ヶ月と10か月の赤ちゃんを対象としたこんな実験が行われました。まず坂道を登ろうとしている丸い図形があります。丸い図形はなかなか坂道を登れません。するとこの後二つの映像が映し出されます […]
- 2019年2月1日
子どもの良さを気づかせる働きかけって、どんなふうにやっていますか?
どの子にもかけがえのない「個性的な良さ」が備わっていることを前提に、子どもと関わっていくことはとても大切です。この子の「良さ」は何だろうと考え、これを発見していく。「Aちゃんはこんなところがおもしろい」、「Bちゃんはこんないいところがある」、こんなふうにすべての子について感じる力、これは子育てをする […]
- 2018年6月1日
子どもの思いに耳を傾けてみませんか?
親が子どものためによかれと思って、子どもの意見や思いよりも親の判断や考えを優先させて、上から目線で指示や命令をしてしまうことはありませんか? たしかに、経験が少ない子どもは自分自身のことを判断することが困難なことが多々あります。例えば予防接種の意味を理解して、自分から痛いけど予防注射を受けなくてはな […]