子ども園(認定こども園)とは

大久保わかくさ子ども園は、幼稚園と保育園の機能を併せ持っている「認定こども園」です。
認定こども園は、2005年に制度ができ、2015年の制度改正から全国に普及しだした比較的新しいタイプの施設で、まだ馴染みのない方もいるかもしれませんので、こちらで簡単に解説します。

認定子ども園の解説

認可保育園をベースとした施設です

認定こども園にはいくつか種類があるのですが、当園は「保育所型」の認定こども園であり、
「認可保育園」に「幼稚園」の機能をプラスした施設です。

保護者の共働きや介護、その他の理由によって「保育が必要」な子どもを預かること<保育園>に加え、<幼稚園>としてさまざまな家庭の子どもに対して、幼児教育・保育を提供するという場ということです。

つまり、3歳児(年少)以上については、保育の必要性の有無を問わず、希望する子どもが利用できるという施設です。

認定こども園のメリットとは?

従来、認可保育園もしくは幼稚園だけという施設では、しばしば以下のようなケースがありました。

(1)通いたい認可保育園があるが、共働き世帯ではないため利用できない
(2)共働きで認可保育園に預けていたが、両親のどちらかが会社を辞めたので、その園を退園しなければならない

こうした問題を解決するのが認定こども園です。

例えば本園では、3~5歳児については「保育園の入園枠18人、幼稚園の枠2~6人」というふうに受け入れる枠が別途設定してあるため、

(1)のケースは、幼稚園枠については、保護者が働いている・いないを問わずお預かりすることができます。

(2)のケースは、3~5歳児であれば、保護者の働き方が変わったとしても、幼稚園の枠に移動することで通い続けることができます。(枠が空いている場合)
子どもにとっては、慣れ親しんだ環境から変わることなく、就学前までの大切な時期を過ごすことができます。

本園は保育園がメインになっているタイプの認定こども園のため、幼稚園の定員は保育園に比べて多くはありませんが、さまざまな家庭が通う施設としての「懐の深さ」は、今後も大切にしていきたいと思っています。

幼稚園と保育園の保育・教育内容の違いについて

「幼稚園と保育園は全然違うのでは?」とお考えでしょうか?

もしかすると、まだ幼稚園では「教育」をしてくれて、保育園は子どもを預かってくれるところ、という印象が強いかもしれません。しかし、この考えは幼児教育・保育の世界では否定されています。

いま、幼稚園と保育園というのは、国のガイドラインにおいても、その保育・教育内容を統一するように定められています。

幼稚園に通おうが、保育園に通おうが、日本の未来を担う大切な子どもたちであることには変わりはありません。

通っている施設の種類で、保育や教育のベースになる考え方が違いすぎたら困ってしまいますので、そうなっているのです。

そうはいっても、「近所の幼稚園と保育園では全然違うように見える」というのであれば、それは
「幼稚園と保育園の違い」ではなく、「運営している法人ごとの方針の違い」であるといえるでしょう。

新宿区の子ども園事情

公立園10園、私立園8園があります。

保育園枠については、公私立すべての園で0歳児~5歳児までの受け入れがあります。
西新宿子ども園以外は、公立では幼稚園3歳児(年少)クラスはありませんので、公立園は「保育園+2年保育の幼稚園」というイメージですね。
私立園はすべての園で3歳児(年少)クラスがあります。

公立私立
園数10園8園
保育園0~5歳児0~5歳児
幼稚園4~5歳児(西新宿のみ3歳児あり)3~5歳児
延長保育(最大)1時間2時間

 

新宿区は認定こども園の先進地域!?

なお全国的に正式な名称は「認定こども園」ですが、新宿区内では私立・公立含め「認定子ども園」と表記するところが多いです。

また、新宿区内の私立の認定こども園は、すべて社会福祉法人が運営主体となっています。

認定こども園は、制度自体がまだできて15年程度なのですが、新宿区はかなり当初よりこども園運営に取り組んでおり、
特に区立四谷子ども園などを中心に全国的に多くの視察等もあり、こども園制度の普及には大きな影響を与えています。

新宿区は、認定こども園の先進地域といえるかもしれませんね。

参考:こども家庭庁 https://www.cfa.go.jp/policies/kokoseido/kodomoen/

NHK Eテレ「すくすく子育て」意外と知らない?!幼稚園と保育園https://www.sukusuku.com/contents/143260

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