新宿区で保育園をお探しの方へ 申し込み情報や園見学【令和7年版】
目次
最終更新日:2024年11月1日
ここでは新宿区内の保育園の選び方や種類、入園申し込みについて解説します!
新宿区の保育施設は、各家庭や地域のニーズによって私立・公立ともに多様なものがそろっていることが特徴です。
どの施設においても保育(幼児教育)の中で重要だと考え、目指していく点については大きくは異なりません。
それは、生涯の基礎となる資質・能力を育んでいくために、子どもならではの探索的活動としての「遊び」を中心に据え、毎日の生活の中からさまざまなことを学んでいく、といったことです。
その中で、各施設ごとに大切にしたい思いがあり、それによって園内の保育環境や、保育士の子どもに対するかかわり方にもそれぞれの個性があります。
ぜひそれぞれの施設ごとの個性をつかみ、ご家庭にあった保育園を探してみて下さい。
新宿区の保育施設の種類(令和7年度)
保育施設の種類 | 園数 | 入園年齢 | 保育料 | 延長保育 | 申込先 |
---|---|---|---|---|---|
認可保育園 | 69 | 0~5歳児 | 住民税額による | 1~2時間 | 保育課 |
認定こども園 | 18 | 0~5歳児 | 住民税額による | 1~2時間 | 保育課 |
保育ママ(家庭的保育) | 2 | 0~5歳児 | 住民税額による | 原則無し | 保育課 |
保育ルーム ※令和9年末で閉園 | 1 | 2歳児 | 住民税額による | 1時間 | 保育課 |
認証保育所 | 5 | 園による | 園による ※入園料も必要 | 園による | 各園 |
公立認可保育園・認定こども園 | 私立認可保育園 | 私立認可保育園・認定こども園 |
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❶ 大久保第一保育園 ❷ 高田馬場第二保育園 ❸ 長延保育園 ❹ 富久町保育園 ❺ 戸山第二保育園 ❻ 中落合第二保育園 ❼ 西早稲田保育園 ❽ 東五軒町保育園 ❾ 百人町保育園 ❿ 弁天町保育園 ⓫ 早稲田南町保育園 ⓬ 早稲田南町保育園分園 ★1 あいじつ子ども園 ★2 大木戸子ども園 ★3 おちごなかい子ども園 ★4 柏木子ども園 ★5 北新宿子ども園 ★6 しなのまち子ども園 ★7 戸山第一子ども園 ★8 西落合子ども園 ★9 西新宿子ども園 ★10 四谷子ども園 | ① アイグラン保育園落合 ② アイグラン保育園西新宿 ③ アスク神楽坂保育園 ④ アスク北新宿保育園 ⑤ アスク新宿南町保育園 ⑥ アスク薬王寺保育園 ⑦ ウィズブック保育園中落合 ⑧ エイビイシイ保育園 ⑨ オルト保育園 ⑩ キッズガーデン新宿西落合 ⑪ キッズタウン下落合保育園 ⑫ きゃんばす東新宿保育園 ⑬ クオリスキッズおおくぼ保育園 ⑭ グローバルキッズ愛住町園 ⑮ グローバルキッズ神楽坂園 ⑯ グローバルキッズ西落合保育園 ⑰ グローバルキッズ西新宿園 ⑱ グローバルキッズ若葉園 ⑲ 獅子吼保育園 ⑳ 至誠会保育園 ㉑ 下落合そらいろ保育園 ㉒ 小学館アカデミー飯田橋ガーデン保育園 ㉓ 新栄保育園 ㉔ 新宿こだま保育園 ㉕ 新宿成子坂愛育園 ㉖ 新宿三つの木保育園もりさんかくしかく ㉗ 太陽の子新小川町保育園 ㉘ 東京母子愛育会保育園 ㉙ にじいろ保育園市谷加賀町 ㉚ にじいろ保育園高田馬場西 ㉛ にじいろ保育園高田馬場東 | ㉜ にじいろ保育園高田馬場南 ㉝ にじいろ保育園西早稲田 ㉞ にじいろ保育園四ツ谷 ㉟ ニチイキッズ曙橋保育園 ㊱ 八幡神社愛育園 ㊲ 原町みゆき保育園 ㊳ ぴっころきっず西早稲田 ㊴ 二葉南元保育園 ㊵ フロンティアキッズ曙橋 ㊶ フロンティアキッズ新宿 ㊷ フロンティアキッズ夏目坂 ㊸ 保育所まぁむ高田馬場駅前園 ㊹ ぽけっとランド市ヶ谷保育園 ㊺ ほっぺるランド牛込 ㊻ ほっぺるランド神楽坂 ㊼ ほっぺるランド上落合 ㊽ ほっぺるランド北新宿 ㊾ ほっぺるランド新大久保 ㊿ ほっぺるランド早稲田鶴巻町 51 ポピンズナーサリースクール市ヶ谷 52 ポピンズナーサリースクール西新宿 53 ポピンズナーサリースクール四ッ谷 54 ルーチェ保育園西新宿 ☆1 大久保わかくさ子ども園 ☆2 しんえい子ども園 もくもく ☆3 しんじゅくいるまこども園 ☆4 新宿せいが子ども園 ☆5 ChaCha Children Higashitoyama ☆6 富久ソラのこども園ちいさなうちゅう ☆7 富久ソラのこども園ちいさなうちゅう分園 ☆8 認定こども園新宿ベアーズ |
事業所内保育など | 認証保育園 | |
◆1 井上さん ◆2 田口さん ▲1 キッズパオ防衛省市ヶ谷保育園 ▲2 とちょう保育園 ▲3 もみの樹園事業所内保育所 | ■1 エデュケアセンター・新宿 ■2 北新宿雲母保育園 ■3 コスモス保育園 ■4 ソラスト神楽坂 ■5 ぽけっとランド信濃町 ■6 ぽっぽのいえほいくえん ■7 ポピンズナーサリースクール早稲田 ■8 メリーポピンズ神楽坂ルーム |
認可保育園
国や市区町村が定めた基準をクリアし、認可を受けている施設です(認定こども園も同様)。
もっとも一般的な「保育園」のかたちなので、保育園・保育所といったらこれを指していることが多いと思います。
入園は新宿区役所保育課を通して申し込み、保育料は住民税額に応じて決まります。
認定こども園
認定こども園とは、保育園と幼稚園を合わせた施設です。つまり、親が働いていても・いなくても利用できることを主眼においています。
新宿区は早くからこども園の普及を図っていた自治体の一つのため、公私立合わせて多くの園があり多様な保育を行っています。
よく間違われるのですが、幼稚園だから教育をやる、というものではなく、保育園も幼稚園もともに幼児教育の場です。
(全国的には「こども園」といいますが新宿区内では「子ども園」と表記します)
>認定こども園について、詳しく知りたい方はこちらをお読みください。
入園は認可保育園と同様の仕組みで、新宿区役所保育課に申し込み、保育料は住民税額に応じて決まります。
保育ママ(家庭的保育)
保育士の有資格者が家庭的な雰囲気(実際にお家を保育室に改造しているところも多いです)で保育を行います。
個人事業ではなく認可保育園の最も小さいかたちの一つです。
保育する人数も最大で5人程度。0~2歳児の子どもがまさに家庭的な雰囲気で過ごしていきます。
保育ルーム(地域型保育事業)
保育ルームは新宿区独自の保育園制度です。「ルーム」の名前の通り、小学校の一部やビルのテナントなどを活用した小さな保育園です。
これまでいくつかの園がありましたが、令和6年度末で「えどがわ園」以外の園は閉園しています。
また、えどがわ園も令和9年度末での閉園が決定しています。
対象園児は3歳児から5歳までの幼児です。民間団体が運営しています。入園は新宿区役所保育課に申し込み、保育料は住民税額に応じて決まります。
認証保育所
東京都が独自に定めた基準をクリアしている保育所のことをいいます。
認可保育園には劣るものの、保育士の配置や子ども一人あたりの面積について、一定程度の基準を設けています。
商業ビルの一角や、テナント内などを活用しているコンパクトなサイズの園が多いですね。
申し込みは各園に直接問い合わせます。保育料については各園が定めますが、区による補助があります。
対象園児は6歳就学前まで預かる園と、3歳まで預かる園の2種類があります。
ただ近年、待機児童が解消してきていることから、施設数が減ってきています。
事業所内保育所
企業などが、従業員の子ども用につくる保育施設です。一部、地域の人用の枠も用意されていて、一般の家庭でも利用できます。
そのコンセプト上、オフィス街など企業の近くに立地していることが多いです。
新宿区では、西新宿の東京都庁や市ヶ谷の防衛省など官公庁にお勤めの方向けの事業所内保育所が2か所あります。
従業員枠の利用は、直接保育園に申し込みます。地域枠での利用は新宿区役所保育課に申し込みます。保育料は各園によって異なります。
保育料はいくらぐらいかかる?
東京都内の認可保育園・認定こども園では、第1子の0~2歳児のみ保育料がかかります。
保育料の金額は住民税額によって各家庭で異なる金額であり、一律にいくらとは決まっていません。
また、なかなか複雑な計算が必要であるため、正式な保育料は入園決定後に、区役所による通知(お手紙)によって分かります。
前年度の住民税額を参考に、だいたいこれぐらいになるかな、という大まかなシミュレーションはできるかと思いますので、気になる方は新宿区保育課にお問合せください。
さらに令和7年(2025年)10月からは、第1子も全年齢で保育料無償化になることが報道されています。
公立と私立はどっちを選んだらいい?
「保育園の公立と私立はどう違って、どう選んだらいいんですか?」よく見学の際に保護者の方から聞かれる質問でもあります。
まず、公立は新宿区が運営している園で、職員の身分は地方公務員です。私立というのは社会福祉法人や学校法人、株式会社などの運営です。
したがって、その運営母体による特色が保育園運営にも出てきます。
例えば公立園というのは区の直営といってもよいので、基本的に各園ごとの個性・特色を重視するというよりも、なるべく区の施設全体で均等な質を確保しようという傾向があるように思えます。
公立では給食などもほとんどの園で共通の献立になりますし、行事内容や手続き方法も共通、園舎の設計も似ているものが多いです。
一方で私立園というのは各法人によって「どんな子どもに育ってほしいか」という設立方針・保育方針に多様性があり、それによって園舎の設計や保育のスタイル、保育者の子どもへのかかわり方というのが変わってきます。
また、法人にはよりますが色々なこと、特に新しいことへのチャレンジや利便性を高めていくという方向性は、私立園の方が素早く取り組めているところが多いように思います。
いつ申し込むのがよいか
認可保育園、認定こども園の入園は、必ず各月の1日となります。(月途中からの入園はできません)
年度途中の入園申し込みは、おおむね前月の5~7日前後、4月入園については前年の12月上旬頃に一次募集を締め切ります。
令和7年度(2025年)の詳しい申し込み日程は以下の通りです。
入園月 | 申込締切日 | 結果発表日 |
---|---|---|
令和7年(2025年) | ||
4月 | 【1次】令和6年12月5日(木) 【2次】令和7年2月3日(月) | 2月13日(木) 2月28日(金) |
5月 | 4月7日(月) | 4月16日(水)頃 |
6月 | 5月7日(水) | 5月16日(金)頃 |
7月 | 6月5日(木) | 6月16日(月)頃 |
8月 | 7月7日(月) | 7月16日(水)頃 |
9月 | 8月5日(火) | 8月15日(金)頃 |
10月 | 9月5日(金) | 9月17日(水)頃 |
11月 | 10月6日(月) | 10月16日(木)頃 |
12月 | 11月5日(水) | 11月14日(金)頃 |
1月 | 12月5日(金) | 12月16日(火)頃 |
2月 | 12月5日(金) | 1月9日(金)頃 |
※3月入園はできません |
4月入園の場合
4月の年度始まりのタイミングで職場復帰し、保育園にお子さんを預けるというのが一番多いパターンだと思います。
この4月入園は例年、前年の12月10日前後が入園締切りです。
区役所は12月に入ると窓口が大変込み合うので、11月中に行くか、郵送もしくはマイナンバーでの申請もご検討ください。
ここから逆算すると園見学は5月~11月前半くらいにかけて見に行くのがよいと思います。
5月~3月入園の場合(年度途中)
年度途中での入園の場合、申し込みは入園希望月の前々月27日~前月5日がベストです。
なぜなら、新宿区では毎月27日前後に、翌々月入園の空き数が発表されるので、ここで枠が開いているかを確認してから申し込めるタイミングが、前々月25日~前月5日なのです。
※月によっては28日前後の時もあります
【新宿区のページの「入園申し込み状況」を参照】
前々月27日ごろに空きが発表→空きがあることを確認して申し込み→前月5日前後に締切り→前月15日前後に入園内定の連絡→次月から入園内定
という流れを理解しておくとよいと思います。
待機児童や入園のしやすさは?
ここ数年、全国的に待機児童が減少している傾向にあります。令和6年(2024年)~令和7年(2025年)の入園に向けた現在の新宿区内では、育休(育児休業)の普及や、少子化の影響により、だいたいどの園も0歳児入園より1歳児入園の方が入りにくい状況です。
実際に新宿区全体のデータを見てみると、令和6年4月入園では、0歳児クラスは716人の空きに対して418人の入園希望があり、1歳児クラスは625人の空きに対して556人の入園希望がありました。
そのため、現在0歳児の4月~6月ぐらいまでの入園は、どの園も比較的入りやすい状況だといえます。
子ども園と保育園はどう違う?
認定こども園(新宿区内では子ども園と表記)という施設が近年増えてきています。これは保育園と幼稚園が合わさった園のことをいいます。
子ども園には大きくわけて幼稚園ベース、保育園ベース、幼保連携という3種類があります。
基本的には幼稚園か保育園かどちらかをベースにしている施設が多く、保育園をベースにしている施設であれば、保育園とそこまで大きな違いはありません。
また、新宿区内では保育園ベースの子ども園が多いため、認可保育園に幼稚園機能が付属しているイメージが強くなると思います。
認定こども園について、詳しく知りたい方はこちらをお読みください。
園見学はするべき?しないでもよい?
絶対にとはいいませんが、申し込みをする前に、なるべく見学することをお勧めしています。
園自体の雰囲気や保育スタイルを見ることができますし、家から園までの距離感や途中までの道のりなど、通いやすさも実際に歩いて体感してみることが大切です!
特に、登降園のルートは天気が良く晴れているときだけでなく、雨が降っている日のこともイメージして実際に歩いてみることをお勧めします。
園見学する前にポイントを整理しよう
しかし、ただやみくもに保育施設を見学しても、「施設がキレイだった」「何となくよかった」だけで終わってしまいます。
そういったフィーリングも大切なのですが、保育園を見学する際にはポイントがあります。
以下のページを、ぜひ参考にしてみてください。
認可保育所を所管していた旧厚生省が作成した「保育園の選び方」です。
今でも役に立つ内容になっています。
国の会議などにも有識者として参加されている「保育園を考える親の会」さんが作成している選び方のポイントです。
実際に保育園に通っている・いた方の視点を踏まえた内容がとても参考になります。