子育て
保育現場の経験・理論から、子育ての参考になりそうな記事を集めています。
- 2024年6月28日
夜泣きは成長のあらわれです
先日、ほし組のお昼寝時間にお手伝いに入った時のことです。寝ていた2歳のHちゃんが、うなり始めたかと思うと突然泣き始めました。泣いているけれど意識はまだ夢の中のようで、体を優しくトントンしたら、落ち着きまた眠りに入ったようでした。 Hちゃんの様子を見て、以前2歳児の担任をしていた時に、「最近、夜泣きを […]
- 2024年6月28日
子どもへの寄り添いはどうして大事?3つのポイント
食事の前に、子どもが夢中になって遊んでいるが、大人からすると、このタイミングでやられると食事がどんどん遅くなるから、もう終わりにしてほしい…。あるいは子どもと出かけた帰り道、子どもが立ち止まって、何かを見つめはじめた……大人の方は、早く帰りたくて仕方ないのに……。 こんなケースって、子育てをしている […]
- 2024年5月1日
安心と挑戦の好循環が、子どもの成長を促します
新年度を迎えて1ヶ月が経ちました。新しく入園してきた子どもたちも、少しずつ園生活に慣れてきました。今月のしずく組・ひかる組の記事には新入園児のAちゃんの姿が書かれています。初めて親から離れて園での生活がスタートしたAちゃんは、最初は担任の先生から離れることすらできませんでした。しかし先生たちがAちゃ […]
- 2024年1月31日
「交渉する子育て」実践してみませんか?
子どもがおもちゃが欲しくてダダをこねているとき、保護者のみなさんだったら、どうしますか?「そんなこと言うんだったら、置いていくよ!」というのか、それとも「しょうがないなぁ、今度買ってあげるから」というのか、どちらが望ましい関わりといえるでしょうか? ただ厳しくするのも違う気がするし、かといって子ども […]
- 2023年5月31日
子どもが自分でできることを増やしていこう!
各クラスの懇談会で、園の考え方や子育てにとって大事な視点を話しました。具体的には、子どもが自分で物事をすすめていく体験を積み重ね、生活の中で「自分でできることを増やしていく」ことについてです。 園生活では、自分の持ち物は自分でロッカーに入れたり、できる限り着替えを自分でやってもらったりと、自分のこと […]
- 2023年4月28日
子どもはみんなでみると、よりよく育つ!
今回は園で大事にしている考え方を、皆さんにも改めて知っていただけたらと思います。 ≪自立・意欲≫ 赤ちゃんの頃から、子どもが自分でできること、自分でやろうとしていることを大切にしています。大人は、子どもがやろうとすることを邪魔しない、「待つ」、「見守る」、「提案する」保育に努めます。 ≪興味・探求心 […]
- 2022年7月1日
子育ておしゃべり会「たまには親だけで話しませんか」【わかくさ日記】
先日「子育ておしゃべり会」を開催しました。子育て支援を目的とした初めての企画でしたが、今回は6名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。 前半は「子どもの声掛けどうしていますか?」というテーマで話しました。「いつも子どもの良いところたくさん言ってる!」と元気に話すお母さんは、子どもは自分 […]
- 2022年6月30日
どきっとするような子どもの暴言、どう考えますか
「Aちゃん(同級生)って、意地悪なことばかりして嫌いなんだよね。いなくなっちゃえばいいのに……」 自分の子どもが小さい頃、こんな発言をしたので、どきっとしたことがあります。 大人からすると「どうしてそんなことを言うの! 友だちがいなくなれなんて、言ってはいけません!」と言いたくなってしまうところです […]
- 2022年4月28日
「ママ(パパ)がいいよね」の声があちこちから…!?
毎朝、保護者の皆さんは、お子さんを園に預けて仕事に出かけていきます。子どもは先生やお友だちと楽しく園で生活していますが、この時期何度も発することばがあります。 それは「ママ(パパ)がいいの…」です。環境の変化に敏感な子どもは、不安な気持ちをこんな言葉で表現します。新入園の子どもはもちろんのこと、進級 […]
- 2022年1月31日
寝る前に一日の良かったことを話してみよう
「自分ならできる」「自分なら何とかなる」といった、子どもの自己肯定感を育む重要性は、保育や教育の世界でよく言われるようになりました。 実は自己肯定感は気持ちの安定と深い関係があり、ある研究によると自己肯定感が高い状態にあるほどストレスの負荷が低いことがわかっています。 自己肯定感が高いとは、自分に対 […]
- 2021年12月28日
子どもは「善く見ると善くなる」
大きくなった会のご参加ありがとうございました。しずく・ひかる組は映像配信としましたが、ご覧いただけましたでしょうか。子どもたちはどの子も、それぞれの持ち味が発揮された、保護者の皆さんもお子さんの成長を感じられたのではないでしょうか。 園では、友だちと関わる中で互いの思いや考えなどを共有し、共通の目的 […]
- 2021年7月30日
わが子でも、自分の思い通りになるわけではないジレンマ!?【園長の保育雑談】
私たち大人は、子どもに対してついつい上から目線でモノを言ってしまうことがよくあります。 「これ、ダメって言ったよね! 何回言ったらわかるの?」、「それできないんだったら、知らないから!」、「なんでそんなことしてるの?」、「そんなことはしないの!」などなど。会社で後輩にこんな発言をしていたら、パワハラ […]
- 2020年9月30日
頑張っている保護者にエールを!【園長の保育雑談】
かつて、ある女性作家が週刊誌で「出産したら女性は会社をお辞めなさい」という旨の発言をして、物議を醸したことがありました。この方は「産休」のような「女性をめぐる制度」は会社にとって「迷惑千万」だと否定していました。そういう制度を利用する女性は「自分本位で、自分の行動がどれほど他者に迷惑をかけているのか […]
- 2020年8月31日
コロナ禍の保育で改めて大切にすること【園長の保育雑談】
先日、明和政子先生(認知発達科学・京大大学院教授)のオンライン研修を受けました。タイトルは「コロナ禍の人の育ち」です。こんなことを話していました。 国の専門家会議により「新しい生活様式」(1、他者と身体的な距離をとる、2、3密(密閉、密集、密接)を避ける、3、会話は真正面を避け、マスクを着用する)が […]
- 2019年11月2日
子どものやりたいことを応援してあげること
自分が子どもだった頃を思い出してみてください。 砂場で遊んだり、公園を駆け回ったり、ブランコに乗ったりと、そこに遊ぶ理由はありませんでした。ただ「やりたい」からやっているだけです。子どもはそこに友だちがいて、砂場やブランコがあれば、それなりに楽しく遊ぶことができます。家の中であっても、そこで遊びを見 […]
- 2019年2月1日
子どもの良さを気づかせる働きかけって、どんなふうにやっていますか?
どの子にもかけがえのない「個性的な良さ」が備わっていることを前提に、子どもと関わっていくことはとても大切です。この子の「良さ」は何だろうと考え、これを発見していく。「Aちゃんはこんなところがおもしろい」、「Bちゃんはこんないいところがある」、こんなふうにすべての子について感じる力、これは子育てをする […]
- 2019年2月1日
保護者会で出た悩み~お家で動画やネット、どうしていますか?~
10月、11月中に各クラスの担任の先生が保護者の方と面談をしてきました。お忙しい中ご協力いただき、ありがとうございました。話を聞いた中で、家に帰るとゲームやネット動画に2、3時間またはそれ以上夢中になっていることを心配している保護者が何人かいたようです。 インターネットは楽しい動画を見ることができ、 […]
- 2018年11月22日
子どもが泣くのは自己表現のひとつ【園長の保育雑談】
子育てをしていると、本当に心配になったり不安になったりすることが多いと思います。 例えばこんな経験は、ほとんどの親がしているのではないでしょうか。 何が理由で泣いているのかわからず、とにかく泣き止まない。オムツはぬれていないし、おなかもいっぱいのはず。「どうしたの?」と聞いてもただただ泣くばかり。 […]
- 2018年8月7日
大人が叱ってもヘラヘラしている子ども どんなふうに対応していますか?
私には子どもが3人いますが、たしか長男がまだ2歳にもならない頃、コップに入っている水や牛乳をわざとこぼすことがありました。こぼした液体を手でびちゃびちゃと叩いたりして遊ぶことを覚えたようです。今から考えると、食卓のテーブルの上で液体が広がっていく様子がきっと楽しかったのでしょう。また親が慌てている様 […]
- 2017年11月15日
大切なのは子どもが求めてきたときにタイミングよく応えてあげること【園長の保育雑談】
親や保育者は子どもに対してどう関わるのが最も望ましいのか、そしてどのような関わりが子どもの発達を促すのか、最近いろいろな研究からこのことが明らかになってきました。 「赤ちゃんにたくさん話しかけると表現力が豊かになる」とか「赤ちゃんがことばを覚えるためには、たくさんのことばを聴く必要があります」等、し […]