子どもはみんなでみると、よりよく育つ!

今回は園で大事にしている考え方を、皆さんにも改めて知っていただけたらと思います。

  1. ≪自立・意欲≫ 赤ちゃんの頃から、子どもが自分でできること、自分でやろうとしていることを大切にしています。大人は、子どもがやろうとすることを邪魔しない、「待つ」、「見守る」、「提案する」保育に努めます。
  2. ≪興味・探求心≫ 子どもの興味を引き出し、やりたいをかなえる環境づくりを大切にし、子どもの好奇心や探求心を伸ばします。好きなものに没頭する環境が、子どもの能力を最も引き出すと考えます。様々なおもちゃや遊びのコーナーがあるのは、そのためです。
  3. ≪子ども同士の関わり合い、その支援≫ 大人と子どもとの関わりだけでなく、子ども同士が関わり合い、育ち合うことを大事にします。赤ちゃんの頃から、子ども同士の関わり合いを大切にします。保育者は、子どもと子どもをつなげる役割としてとても大切な存在です。
  4. ≪個人の尊重≫ 一人ひとりが個性を持った存在です。それぞれの持ち味があるからおもしろいし、多様な個性がぶつかったりつながり合うことで、子どもはより一層成長していきます。
  5. ≪大人の役割≫ 大人は、子どものよき理解者、子どもの気持ちの代弁者でありたい。
  6. ≪チームで子どもを支える≫ 特定の保育者が決まった子どもを見るという担当制ではなくて、保育者がチームになって子どもを支えていきます。0,1歳児クラスのチーム、2歳児クラスのチーム、幼児クラスのチームに分かれて、保育しています。
  7. ≪親の子育ての伴走者としての保育者の役割≫ 子育てを親だけで抱え込まない。私たちが応援します。
  8. ≪食育≫食を通して、子どもの健やかな育ちを支援していきます。

今回は赤ちゃんクラスに特に関係することとして、6.≪チームで子どもを支える≫について、もう少しお話しします。

園では、常に決まった保育者が子どもを担当するのではなく、保育者が協力し支え合いながら子どもをみていきます。また、これは一人の子どもをいろんな視点でとらえることにもつながります。

少しオーバーになりますが、人類の歴史をみても、親だけでなく親戚や近隣の人など、血縁のない人まで子育てに関わることで、子育ての負担感を母親に集中させない工夫をしてきました。まさに人類は「みんなで子育て」を基本に進化してきたのですね。

福井大学子どものこころ発達研究センターの友田明美先生は、「共同養育者の数が多いほど子どもの成育機能、ワーキングメモリー、情動に関わる領域のネットワークが発達している」といっています。簡単にいうと「関わる大人の数が多いほど、子どもはよりよく育つ」ということです。

一方子どもの側も、甘えたい時にはA先生、身体を動かしたい時にはB先生というように、状況に応じて保育者を選ぶことができるようになります。チームで保育をすることで、保育士が抱え込みすぎることをふせぎつつ、赤ちゃんの頃から様々な大人と関わり、子どもが大人を選び、人間関係の幅を広げることができるのです。

(園長 福島正晃)

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