CATEGORY

園長の保育雑談

  • 2026年1月30日

自立心の土台を育む~「やってあげる」から「まかせてみる」へ~

1月は各クラスで保護者懇談会が行われました。この1年の成長を振り返るとともに、進級や就学に向けて「今、大切にしたいこと」を共有する貴重な時間となりました。その中で私は、「自分のことは自分でする」習慣を通じて、自分の行動に責任を持つ力を育てるという話をしました。 先日、園でこんなことがありました。 寒 […]

  • 2025年12月26日

子どもの目線で世界を見たら

先日、屋上の園庭で子どもが立ち止まって何かを見ていました。近寄って覗いてみると、小さなアリさんが、ぞろぞろと同じ方向に歩いていました。子どもたちは、驚きの喚声をあげたり、指を差したりとその様子を食い入るように眺めていました。大人からすると、何気ないことかもしれませんが、生まれて間もない子どもからする […]

  • 2025年12月2日

園生活で大切なのは“押し付け”ではなく、子どもとの対話

子どもの権利を尊重することは、子ども園のような子どもを預かる施設では、きわめて大事なことです。日本は、1989年に国連総会で採択された「子どもの権利条約」を1994年に批准しています。この条約は「子どもが一人の人間として基本的人権を持ち、行使できる」ことを保障するものです。その柱となるのが次の4つの […]

  • 2025年10月31日

“褒める”以外の伝え方を試してみよう

「自分で着替えができた」「靴が履けた」「おもちゃを片づけられた」――子どもは成長とともに少しずつできることが増えていきます。その姿を見て、私たち大人は思わず「えらいね」「よくできたね」と声をかけてしまいます。いわゆる「褒める育児」です。褒めることは、子どもが自分を認められたと感じ、自信を持って行動で […]

  • 2025年9月30日

スマホ時代の子育て どう工夫しますか

近年、家庭内の子どもの数が減少し、それに伴って地域全体でも子どもの数が大きく減っています。この変化は、一人の子どもに対する大人の関心が高まっていることを意味します。家庭では「より良い環境を整えたい」「しっかり教育を受けさせたい」といった思いが強くなってきています。 子どもは減少しているのに、大学進学 […]

  • 2025年8月29日

長い目で見れば、子どもは必ず成長します

「うちの子は周りの子よりずいぶん小さい」、「言葉がでないで、「ママ」や「あっ!」など、決まった言葉しか出てこない」、「食事になると、いつも決まったものしか食べない」、「思い通りにならないと、すぐに手が出てしまう」など、子育ての悩みは尽きないものです。 他の子と比べては、「このままで、大丈夫なのかな? […]

  • 2025年8月1日

小学校の算数の「難問」。「前」と「うしろ」はなぜ難しい?

突然ですが……、小学校2年生の算数には、こんな文章題が出てきます。 子どもが15人並んでいます。たろうさんの前には7人います。たろうさんのうしろには何人いますか? この問題は、2年生の子どもたちにとって「難問」として知られています。でもなぜ、子どもたちはこの問題に手こずるのでしょうか? 一番の理由は […]

  • 2025年6月30日

職員との「対話」を通した園づくり

私たちは、子どもたちにとってより良い園づくりのために、先生たち一人ひとりの声に耳を傾けることを大切にしています。その一つが、毎年行っている職員面談です。 面談では、先生たちに次の3つの質問に答えてもらっています。 今年度、特に力を入れたいことは何ですか? ご自身や担当クラスで、何か課題に感じているこ […]

  • 2025年6月2日

子どもの思いに寄り添うことから~「やってみたい」を引き出す保育者の力~

保育園や子ども園の先生たちは、日々子どもたちのことを深く理解しようと努めています。当園の1歳児クラスの年間目標にも「一人ひとりの子どもに寄り添い、欲求を十分に受け止め…」とあるように、子どもの思いに寄り添うことは、保育の醍醐味であり、子ども理解の第一歩と言えるでしょう。 しかし、「子どもの思いに寄り […]

  • 2025年5月1日

まずは日本語のリズムで! 英語より大切な“言葉の土台”

子どもたちの成長の早さには、本当に驚かされます。生まれた時の体重は約3,000gですが、たった1年後には約3倍の10kgほどになるのです。こんなにも大きく成長する時期は、人生の中でも他にありません。 こうした目に見える身体の成長のほかに、子ども園での6年間で最も大きく成長するものの一つに「言葉の力」 […]

  • 2025年4月1日

好奇心やワクワク感を育むには?

先日新しくたいよう組になる子どもたちと、ピーマンの種をプランターに蒔きました。この種は園の給食で使うピーマンから子どもたちが苦労して採ったものです。まずは生の種を乾燥させた方がよいと思い、何日か日をあけることにしました。 しかし、次の日から何度も「いつになったら、種を蒔くの?」と子どもたちが言い寄っ […]

  • 2025年1月31日

進級する今だからこそ、生活のルーティンづくりを始めよう!

1月には各クラス保護者懇談会を実施しました。担任から、子どもたちの成長や園生活の様子をお伝えし、保護者の皆様からもお子様の成長について共有いただく貴重な時間となりました。 しかし考えてみれば、子どもが成長するということは、本人が自分でできることが増えていくことであり、大人の手をかける度合いが少しずつ […]

  • 2024年12月27日

思いやりってどう育てる?

子育てしているほとんどの親は、将来我が子を「思いやりのある子」に育ってほしいと願っていることと思います。しかし、「思いやり」を教えることは、思った以上に難しいものです。 例えば、子どもがお友だちの物を勝手に使ってしまった時、私たちはつい「それはダメ!」と注意しがちです。でも、本当に大切なのは、「ダメ […]

  • 2024年11月29日

不適切な保育を生まないための園づくり

先日、大阪府八尾市のこども園のニュースに関連して、保育園での虐待や不適切な保育を防ぐ取り組みについてTBSテレビから取材を受けました。 こちらからは、保育のなかで「子どもの権利」がどれだけ意識されているのか?について話しましたが、残念ながらすべてカットされていました。 これについては、以前もお話しし […]

  • 2024年10月31日

親子で一緒に育てる自立心:子どもの小さな挑戦を応援しよう

子育ての最終的な目標は、「親の手を借りなくても、自分で生きていける力を育む」ことです。これは高校生や大学生になってから始めるのではなく、幼児期から少しずつ意識していくことが大切です。幼い頃から、子どもが自分でできることを増やしていくことで、自信と達成感を得られます。 10月から始まった保護者面談でも […]

  • 2024年9月30日

体力だけじゃない!~運動会で育ついろんなちから~

10月になると、すぐに運動会があります。当園では2歳児クラス以上での実施となりますが、今回改めて運動会について考えたいと思います。みなさんは運動会の目的については、どのようにお考えでしょうか? 園では、運動会をきっかけとして子どもたちに体力をつけてほしいということがあります。ただし、1回きりの「運動 […]

  • 2024年8月30日

小学生が加わって、異年齢保育がパワーアップ!!

当園では夏休み期間中に、毎年小学生がお手伝い保育に来てくれます。今年も小学生が延べ79名ほど、参加してくれました。小学生と園の子どもたちの関わりを見ていると、つくづく「子どもは子どもの中で育つ」ということを実感します。 ともすると私たちは小学校以降の学年(同年齢)をベースにした、クラス単位の集団を当 […]

  • 2024年7月31日

保育士の何気ないスゴいかかわり

今年度の前半、早稲田大学大学院の「言葉の専門家」(言語政策,市民性教育,海外の日本語教育)である福島青史先生(たまたま園長と苗字が同じなのですが、特に親戚というわけではありません)が、すべてのクラスの保育に入っています。 福島先生が先日のコラムで書いて下さったように、うちの保育士の子どもへの関わり方 […]

  • 2024年6月28日

子どもへの寄り添いはどうして大事?3つのポイント

食事の前に、子どもが夢中になって遊んでいるが、大人からすると、このタイミングでやられると食事がどんどん遅くなるから、もう終わりにしてほしい…。あるいは子どもと出かけた帰り道、子どもが立ち止まって、何かを見つめはじめた……大人の方は、早く帰りたくて仕方ないのに……。 こんなケースって、子育てをしている […]

  • 2024年5月31日

「感じる」体験が、「表現力」や「創造性」を育んでいく

端午の節句が近づくと、毎年西戸山公園には、何十匹ものこいのぼりが飾られます。先月、子どもたちとその様子を見にいってきました。たくさんのこいのぼりが風に揺られている姿を見て、子どもたちは歓声を上げて、喜んでいました。 また、この時期の子どもたちは、ダンゴムシに夢中です。地面にある大きな石やプランターを […]