私たちは、子どもたちにとってより良い園づくりのために、先生たち一人ひとりの声に耳を傾けることを大切にしています。その一つが、毎年行っている職員面談です。
面談では、先生たちに次の3つの質問に答えてもらっています。
- 今年度、特に力を入れたいことは何ですか?
- ご自身や担当クラスで、何か課題に感じていることはありますか?また、それをどう解決しようとしていますか?
- 当園で働いてきて、ご自身の成長を感じる点はどんなところですか?
これらの質問を通して、先生たちのやる気や目標を確認し、園全体の方針と足並みが揃っているかを確認します。
また、日々の保育の中で感じる課題を率直に話してもらい、一緒に解決策を考えたり、アドバイスをしたりする大切な機会です。そして、先生たちが「成長した」と感じる点を聞くことで、園の良いところや強みを再確認することもできます。
園の先生たちは、子どもたちや保護者の皆さんと真剣に向き合い、「楽しい園生活をつくりたい」という強い思いを持っています。例えば、面談ではこんな具体的な声が聞かれます。
1. やりたいこと
- 子ども一人ひとりと信頼関係を築き、それぞれの個性に合わせた関わり方や環境を工夫して、成長を促したい。
- 子どもの「やってみたい!」という興味を引き出す遊びを、積極的に取り入れていきたい。
- 保護者の皆さんに安心して預けていただけるよう、子どもの前向きな成長を積極的に伝え、寄り添う気持ちを大切にしたい。
2. 課題について
- 子どもの人数が多い時でも、常に冷静に全体を見渡せるようになりたい。
- 経験豊富な先生たちと意見を出し合い、協力しながら保育を進めていきたい。
- 自分だけの見方に捉われず、他の先生たちの様々な視点や関わり方を参考にしていきたい。
3. 成長した点
- 疑問を感じた時、一人で抱え込まずに周りの先生に相談できるようになった。
- 様々な先生と一緒に働く中で、季節ごとの楽しい遊びのバリエーションをたくさん知ることができた。
- 子どもたちや他の先生たちの良いところを見つけようと、積極的に関われるようになった。
私たちは、このような職員面談だけでなく、日々のクラスミーティングや勉強会など、「対話」の場をとても大切にしています。
組織には様々な考えを持つ人がいるため、ただ一方的に指示を伝えるだけでは、その大切な意図が伝わらないことが多いためです。園の方針をただ伝えるだけでなく、先生たち自身が納得し、共感できることが、実際の保育の場で力を発揮するためには必要なことです。
だからこそ、私たちは役職や立場を超えた「対話」を通して、お互いの意見や価値観を理解し合い、より良いものへと高め合っていくことを重視しています。
子どもたちの発達にとって「今、何が一番大切なのか」を先生たちみんなで話し合い、協力し合う。こうした「対話」を基盤とした園づくりが、子どもたちの保育にも良い影響を与え、より豊かで実り多い園生活につながると考えています。