保育の特徴~保育環境・一日の流れ・園行事・園長から~
目次
大久保わかくさ子ども園の保育の特徴や、保育環境、一日の流れ、一年間で実施する園行事、園長からのメッセージを掲載しています。
保育・教育理念「自立と貢献」
- 生活の自立・遊びの自立を促す。子ども自ら課題を見つけ、自ら考えて行動することができるような保育・教育環境を創造する。
- 発達段階をふまえ、大人だけでなく子ども同士との関わりから、自分が人の役に立つことに喜びを感じる子どもを育てる。
保育・教育方針(めざす保育の姿)
- 子どもの主体的な活動を促す保育・教育
- 子どもの自発的な活動を保障する保育・教育
- 一人ひとりの特性に応じた保育・教育
- 多様な人と関わる力を育てる保育・教育
- 集団の中で個を育てる保育・教育
保育・教育目標(めざす子ども像)
- 自分のことは自分でできる子どもに
- 自ら考え行動できる子どもに
- 自らを大切にできる子どもに
- お互いを認め合える子どもに
保育の特徴
一日の流れ
0・1・2歳児(保育園機能)
| 7:30 | 早朝保育 |
|---|---|
| 8:30 | 登園 |
| 9:00 | 自由遊び お気に入りのおもちゃや、安心できる場所で遊び、スムーズに保育に入ります。 |
| 10:00 | おはじまり →午前のおやつ →絵本・散歩など |
| 11:00 | ランチタイム 0・1歳児、2歳児がランチコーナーで手作りを基本とした食事をとります。 |
| 12:30 | おひるね すてきなお話を聞きながら、ねむりの時間 |
| 15:00 | おやつ 手作りおやつを食べます |
| 16:30 | 帰りの会 (歌を歌ったり、お話等をして一日を締めくります) |
| 17:00 | 順次降園 (先生と一緒に過ごし、お迎えを待ちます) 生後43日~6ヶ月までは8時30分~17時 満6ヶ月の翌日~1歳の誕生日までは8時00分~17時30分 |
| 18:30~ 20:30 | 延長保育 延長保育としてお預かりします。 1時間延長(19時30分まで) 1歳の誕生日の翌日から可 2時間延長(20時30分まで) 2歳の誕生日の翌日から可 |
3・4・5歳児(保育園/幼稚園)
子どもたちが、自ら遊ぶことを選択し、幅広い年齢の中から一緒に遊ぶ友達を見つけて、一体的に過ごします!
| 時間 | 保育園機能 | 幼稚園機能 |
|---|---|---|
| 7:30 | OPEN | |
| 8:30 | 登園 | 預かり保育(朝) |
| 9:00 | 自由遊び パズルや製作、ままごと、絵本など、誰と何をして遊ぶのかを自ら選んで楽しむ時間です | 登園 |
| 10:00 | 朝の会~主活動 お絵かきや製作、運動遊び、集団・個人遊びなどさまざまな遊びに取り組む時間です。 2~3つの選択肢の中から、まいにち自分で参加する活動を選びます。 | |
| 11:30 | ランチタイム 各自ランチルームに集まり、自分の食べられる量を伝えてよそってもらいます。出来立ての温かいランチを食べます | |
| 13:30 | おひるね 午後のための休憩時間です。 年長たいよう組は、寝るかどうかを自分で決めます。 | 降園 13:30降園 |
| 15:00 | おやつタイム 手作りおやつを食べます | 預かり保育の子はおひるね・自由遊びへ 最長17:00まで |
| 16:30 | 帰りの会 (歌をうたったり、一日を振り返って明日へつなげます) | |
| 17:00 | 順次降園 (友だちと一緒にあそびながら、お迎えを待ちます) | 全員降園 |
| 18:30~ 20:30 | 延長保育 (最大20:30まで。事前申請が必要です) | |
園行事ー大切な4つの視点ー
次の4つの視点を大切にしながら、一年間にさまざまな楽しい行事を開催しています!
成長を保護者へ伝え、共に喜び合う
(運動会、大きくなった会、保育士体験、保育参加・公開保育、夕涼み会、成長展、お誕生会等)
親子のふれあいをうながす
(保育参加、一日保育士体験、運動会、親子ウォークラリー、夕涼み会等)
伝承文化を伝え、継承する
(夏まつり、餅つき大会、豆まき、七夕、夕涼み会、ひな祭り等)
日常の保育を豊かにする
(遠足、野菜栽培、クリスマス会、地元商店の買い物体験、学校行事への参加等)
年間行事一覧
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 4月 | 入園・進級お祝い |
| 5月 | 保育参加 |
| 親子ウォークラリー (年少、年中、年長) | |
| 7月 | プール開き |
| 七夕 | |
| 夕涼み会 | |
| 8月 | 流しそうめん |
| 10月 | 運動会 (於:近隣小学校) |
| おいもほり(年長) |
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 11月 | 秋の遠足(年中、年長) |
| 12月 | 大きくなった会 |
| クリスマス会 | |
| 1月 | 餅つき大会 |
| 公開保育 | |
| 2月 | 節分(豆まき) |
| 成長展 | |
| 3月 | ひな祭り |
| お別れ遠足 | |
| 卒園式・お別れ会 |
毎月行う行事
お誕生会、避難訓練
その他の行事
一日保育士体験、引き渡し訓練、慣らし保育、地元の商店への買い物体験、小学校への授業体験
園長から~なぜ今、保育が重要なのか?~
昨今、幼児教育・保育をめぐって、世界的に研究が進んでいることをご存じでしょうか。
ノーベル経済学賞を取ったジェームズ・ヘックマン(シカゴ大学教授)は
「乳幼児期の良質な保育・教育の経験こそが、その後の人生に望ましい影響を与える」ことを明らかにしました。
「質の良い保育・教育」とは何でしょうか?
それは、あたたかな大人の関わりに支えられた遊びや生活、さまざまな体験だと考えます。
実際に、子ども園での生活・体験から、子どもたちは多くのことを学んでいきます。
親の目から見ると、一見ただの「遊び」に見えることも、子どもたちにとっては大切な学びの宝庫なのです。例えば、初めての遊びや体験にも意欲的に取り組むことは「チャレンジする精神ややる気」を育てます。
自分の気持ちを伝え、時にはケンカをしながらも、友だちと良好な関係を築くことは「協調性」を育みます。
一日の生活の中で、見通しをもって生活することは「計画性の芽生え」を培います。
自分の好きなことを見つけ、夢中になって遊びに集中するのは「探究心や粘り強さ」につながります。
これらは、いずれも生きていく中でとても大切な力であり、さまざまな子どもが集い
高い専門性を備えた保育者が支える、子ども園という場だからこそ、育つ力でもあります。
安心感のある大人に見守られながら、存分に挑戦できる豊かな環境で、友だちと共に育ち合っていく。
子ども園は、そんな「生涯にわたる人間形成の土台づくり」の場なのです。
ーーこんなことを大切にしながら、子ども園での保育・教育を展開しています。
子どもたちと日々楽しく過ごしていますので、お気軽にご連絡ください。
園長プロフィール
昭和44年生まれ、埼玉県本庄市出身。明治大学文学部卒。
- 学生時代は日本文学を専攻、卒業後に東進ハイスクール、代々木ゼミナール等の大手予備校にて「現代文」教科の講師となる。
その後、独立し横浜市内にて予備校を経営する。 - 2001年(平成13年)、実家である埼玉県本庄市の若草保育園の経営に参加。
- 幼児期に信頼できる大人に見守られながら、のびのびとした遊びの中で育つ力と、それがその後に大きく花開く学力や「生きていく力」へとつながることに着目し、保育園の経営改革と保育実践の改善に努めていく。
- 2015年(平成27年)、東京都新宿区にて「大久保わかくさ子ども園」を開園し、園長に就任。
2017年(平成29年)より法人の代表(理事長)を兼ねる。 - 子どもは社会人、大学生2人の3兄弟。
わかくさ日誌
園長や職員が毎月、子どもたちとの暮らしの中で思ったことを気ままに書いています!
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私たちは、子どもたちにとってより良い園づくりのために、先生たち一人ひとりの声に耳を傾けることを大切にしています。その一つが、毎年行っている職員面談です。 面談では、先生たちに次の3つの質問に答えてもらっています。 今年度、特に力を入れたいことは何ですか? ご自身や担当クラスで、何か課題に感じているこ […]
保育や幼児教育について知りたい方のための本
ジェームズ・ヘックマン「幼児教育の経済学」
「発達がわかれば子どもが見える―0歳から就学までの目からウロコの保育実践」
「続・発達がわかれば子どもが見える―保育のプロが教える妊娠から4歳までの子育て術」