ここ数ヶ月、年長たいよう組と過ごす機会がたくさんありました。みんなが集まるまでのちょっとした時間や絵本を読む前には、手遊びやふれあい遊びなどを楽しむ機会もたくさん持てました。特に指先を動かすような遊びやお友達と向かい合って楽しめるものを意識してみんなで楽しみました。
いくつかの中で、子どもたちが興味を持ったものの一つが『みみずの体操』です。両手人差し指を出して、指を曲げて横に伸ばす、曲げてうえに伸ばすという動きを繰り返す指遊びです。途中からは右手と左手の動きが別々になり(右手人差し指を横向きに、左手人差し指を上むきに伸ばす)そこがまた面白い指遊びです。子どもたちは、目と頭と指の神経をフル回転させて、私の指の動きを真似しようと真剣な表情を見せていました。
この指遊びは、私が小学校の低学年の頃、友達がやっているのを見て興味を持った遊びです。指の奇妙な動きが本当にみみずが体操しているように見え、私もやってみたいと思ったのを覚えています。右と左の指で違う動きができた時には何とも言えない達成感を感じたこともよく覚えています。
保育士になってからそんなことをふと思い出し、年長さんだったら楽しめるのではないかと思いやってみたところ、見事的中!初めはできないと嘆いていた子もどうやらこっそり練習し、数日後にはできるようになった!と誇らしげに見せてくれます。いつの時代でも、子どもが面白い!と興味を持つものは変わらない、子どもの本質は変わらないんだなと、この指遊びをやるたびに思います。
毎日、育児に仕事にと忙しいお父さん、お母さんだと思いますが、ときどき一休みして、自分の幼少期の頃の姿を思い出してみませんか?「お父さん、お母さんが小さい時にはこんな遊びをしたんだよ」と話し始めれば大人は昔を思い出し温かい気持ちになり、子どもはお父さんお母さんの子ども時代に興味津々で話を聞くでしょう。
そして、昔から変わらないアナログな遊びは時代が変わっても子どもの心を掴みます。お父さん、お母さんが幼い頃、楽しんだ遊びをお子さんと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。童心に戻って我が子と一緒に思い切り楽しめる時間なんて、実は今しかないのですから!(主任保育士・堀)