子どもを守るための園での取り組みについて

このところ子どもたちが巻き込まれる事件事故がいろいろな場所で起こっていて、非常に不安を感じています。通学途中に突然通り魔に襲われた川崎市登戸の事故、散歩の途中に交差点の横断歩道で待っていたところに車が突っ込んできた大津市の事故、公園の砂場で遊んでいたところに車が突っ込んできた千葉県市原市の事故……。いずれも避けようのない事故で、深い悲しみと憤りを禁じえません。

こうしたことを受け、本園では子どもたちを交通事故から守るために、改めて職員と日頃の安全対策について振り返ってみました。園では、園外保育に行くときに下記のことついて、注意をしています。

  • 散歩に行く前に必ず人数確認を行い、行先、子どもの人数、帰園時刻、引率者名を記録簿に記入する。
  • 車道側には子どもを歩かせない。
  • 横断歩道や信号待ちの時には、後方で待つ。
  • 散歩途中の道路でバイクや車、自転車がそばを通る時には、
  • 職員同士で声をかけあい、子どもを端に寄せて安全を確保する。
  • 保育者は何かにすぐに対応できるように、両手をあけてリュックを背負って歩く。
  • 飛び出しを防ぐために、二人一組で手をつないで歩く。
  • 散歩先では、子どもたちが遊ぶ前に危ないものがないか見回る。
  • 帰園するときには、必ず人数確認を行う。

上記に加えて、危険箇所や注意点についてみんなで共有することが必要だと思いました。

園から目的地までのルート、遊ぶ場所等において危険な箇所、注意することをお散歩マップに記載し、どの職員でも認識できるよう「危ない箇所の見える化」を図っていきたいと考えています。また、園から新宿区役所及び警察署に次のことを要望しています。

  • 明治通りと大久保通りの交差点の、明治通りを渡る信号が短いので、もっと長くしてほしい。
  • 園の南側道路マンション前に駐輪してある自転車を何とかしてほしい。
  • 大久保小から東新宿駅に抜ける園の南側道路が歩行者にとって危ない。例えばポールの設置、道路標識の増設、道路への塗装表示、段差の設置など、可能な対策を検討してほしい。
  • 大久保小学校前の道路のように、時間帯によって駐輪場門扉前の道路に車が入らないような制限ができないか検討してほしい。

その他にも注意しなくてはならない点はあるかもしれませんが、子どもたちを事故から守るためにできることから取り組んでいきます。保護者の皆さんも、日頃の送り迎えをする中で危険と感じるところがありましたら、園までご意見をお寄せください。ご協力の程よろしくお願いいたします。

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