パパママの一日保育士体験で園生活の不安解消!?【わかくさ日記】

今年、約4年ぶりに保護者の方による「一日保育士体験」を再開しました。ご家庭の方に保育に入っていただく取り組みで、園でのお子さんの生活の様子を知りながら、子どもを育てることの楽しさを共有し、保護者と保育者との信頼関係を築いていくことが目的です。

お子さんは園でどんな一日を過ごしているんだろう?と思うことはありませんか。ふだん、連絡帳や「本日の保育」でも、保育の中身をできるだけ紹介していますが、一日の流れの中で、どんなふうに遊び、食べ、寝ているのかは、実際に参加しながら見ていただくことが一番です。

参加したご家庭の方にアンケートをお願いしているのですが、「園での過ごし方が、よりよく理解できました」という声が多く挙がっています。

他にこんな声も挙がりました。

「上の学年の子が下の子を寝る時のトントンをしてあげているなど、異学年の交流がとてもよいと思いました」。

異年齢保育の一つの目的が、人間関係を円滑に営んでいく力を自然に育んでいくことです。子どもたちはこうした異年齢での交流を通して、お互いに感情を調整したり、それぞれが心地よいと思える付き合い方を模索しているように思います。

夏休みに入り卒園児の小学生たちが毎日、お手伝いに来てくれていますが、彼らに話を聞くと、例えば地元のスポーツチームなどで、学校以外でも幅広い人間関係をつくっていることを教えてくれます。

その中でも、「わかくさの〇〇くんは、どこそこのチームにいて、こないだ試合で会ったんだ!」と、同じ園の仲間のことは、特に気にしてくれている様子があります。

同じ園で育った子たちのことを気にかけながら、新しい環境でも臆せずに人間関係を築いていく、そしてお手伝い保育で園に帰ってくると、とてもやさしく年下の子どもたちの面倒を見てくれる姿もあったりします。

そんな卒園生たちの姿を見て、うちの異年齢の環境で培った力を発揮してくれている部分もあるのかなと、嬉しく、また頼もしく思います。

ところで、この一日保育士体験に参加するまでに、みなさんいろいろなハードルを感じているのだな、と思います。例えばこんな声もありました。

「わが子以外の子どもたちを泣かせちゃったら、けがさせちゃったら……と来るまで不安でしたが、子どもたちの笑顔をみてたら、不安なんて忘れてしまいました」

こんなふうに、最初は不安でも、きっと笑顔で帰っていただけると思っています。私たちにも新たな気付きが得られる良い機会だと思っています。8月の間は受け付けをお休みしていますが、9月以降はまた再開しますので、ぜひご参加ください!(参加申し込みは、事務室にて受け付けています)(事務兼保育士・伊藤)

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