先月は「餅つき大会」を子ども園で行いました。この行事は、昔からの続いてきた伝統文化を子どもたちと楽しく体験し、継承することがねらいです。
実際に本物の杵と臼を使ってついた餅は、また格別でした。(にじ組以下のクラスの子どもは残念ではありましたが、安全面を何より優先し、餅の代わりにうどんを食べました)。
餅の味付けもあんこ、きなこ、からみ(すりおろしだいこんとしょうゆ)は決まっていたのですが、それにプラス子どもたちが事前に味見をして決めた、甘しょうゆだれ、チョコをまぶした餅を食べました。
臼の中に蒸かしたもち米を入れて、これを杵で十分に練っていくのですが、この作業が一番手間もかかりますが、大切です。子どもたちには蒸かしたもち米をまず食べてもらいます。そら組以上の子どもたちだけでなく、ひかる組、にじ組の子も炊き立てのもち米の段階で食べてもらい、みんな口々に「あつい」とか「おいしい」とか言っていました。本当に幸せそうな表情をしていましたよ。
杵である程度もちが練られてくると、いよいよもちを付いていきます。「よいしょ!、よいしょ!」という子どもたちの掛け声に合わせてもちを付いていきます。今回はそら組のお父さん、お母さん、かぜ組のお父さん、お母さんとたくさんの保護者の方に協力していただきました。
子どもたちの気持ちのいい掛け声が鳴り響いていたからなのか、もちを付く「パン! パン!」という威勢のいい音を耳にしたからなのか、近隣からも見物客が複数名来られました。だいぶにぎやかな中でたいよう組、かぜ組の子どもたちは一人ひとり子ども用の杵で餅つきを楽しみました。
ご協力いただいた保護者の皆さま、本当にありがとうございました。本物の体験は、子どもたちの五感をフルに使いながらも、子どもたちの心を根っこから揺り動かす力を持っています。今後も子どもたちの体験に深みを与えられるような取り組みを大切にしていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。