保育の引き出しを広げよう~ハーブティ作り~

11月号でご紹介した、野原デザイナーの金子さんをお招きし、職員向けにハーブティーとバスボム作りのワークショップを行いました。

まず、園内の植え込みや屋上、テラスにあるレモン、月桂樹、ティーツリーなどの木の葉やローズマリー、ミント、レモングラス等のハーブを取ってきました。レモングラスには消化を助ける効果があること、ローズマリーは集中力を高める効果があるなど採取の際には、それぞれの植物の効能についての知識も教えていただきました。

葉っぱをとってきたら、いよいよバスボム作りです。好みの葉をちぎって器に入れて塩でもみます。するとそれぞれの葉の匂いが抽出され心地よい香りが広がりました。葉っぱの種類や量により香りもかわり、それぞれの個性が香りにも表れているようで面白い体験でした。

香りが出たら、クエン酸、重曹を加えガーゼに包んで丸く絞りラップを巻いて出来上がりです。香りに誘われたのか、年長たいよう組の子どもたちが「いいにおい〜」と興味津々でアトリエに入ってきて「私たちもやりたい!」と目を輝かせていました。

今回は時間の都合で子どもたちは体験できませんでしたが、後日、香り体験として匂いの抽出遊びを楽しんでいました。他のクラスでも香り体験をしたり、バスボムを作りお家の方にプレゼントし楽しんでいただけたようです。

身近にある植物について学び、香りに癒され、この楽しさを子どもたちと一緒に楽しみたいとそれぞれの保育者が感じた良い体験でした。今後も子どもたちが植物を身近に感じ興味や好奇心をもてる環境作りをめざし活動していきたいと思います。

ちなみに大きくなった会で、たいよう組が劇の中で月桂樹の葉の香りを保護者の方に体験してもらう場面があったのですが、これは香り遊びの体験がヒントになって誕生したシーンかもしれませんね。(堀)

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