コロナ禍でいろいろなことが制限された中、いま一度「子ども園として家庭の子育てを応援すること」を考えようと、今年度から子育て支援プロジェクトを立ち上げました。
まずは、保護者のニーズや、園ならではの子育て支援はどのようなものかを探るため、昨年秋に子育てアンケートを行い、多くの方にご回答いただきました。
アンケートの集計によると、子育ての関心事では、子どもの健康や食事、子どもの遊びに多くの人が関心あるようです。特に兄弟がいる場合は、子どもの?り方、ほめ方に関心が高いようです。その他、高年齢では就学準備や卒園後の生活についても記述がありました。
次に、園で開催されたら参加したいことでは、交流サロンがどの年齢でも多かったです。2歳以上ではお出かけや工作など、親子で体験する内容にも多く票が入りました。
自由記述では、行事が少なくなって同じクラスの保護者の方がわからない、パパが園のことを知れない、パパ・ママ交流ができたらうれしいなど、交流を求める声が多くありました。他にも“○○教えることができます”や“○○あるといいな”など積極的なご意見をいただきました。その中である方が“会うきっかけがなくて知り合いになれない人をつなげて「孤育て」ではなく皆で子どもを育てるきっかけ、仕組みを作りたい”と書いてくれました。まさに園が目指している「一緒に子育てしていく、人と人とをつなげる」子育て支援につながるものと思っています。
そこで、まずは試みとして「子育ておしゃべり会」を企画し、先日ご案内をだしたところです。普段の子育てどうしている? やちょっとしたお悩みの意見交換会などを考えています。サブタイトルの“子ども園でほっと一息。パパ・ママ一緒にお話しませんか”はK先生がつけました。自身の子育ての経験からも、ママだけでなくパパも気軽に参加してほっとしてほしいと考えています。
1次は締め切りとなっていますが、2次募集があると思いますので興味のある方はご応募ください。
まだプロジェクトは始まったばかりですが、今後園舎や外部の施設を使ったり、在園や地域の方だけでなく卒園された方も交流できるようにしたいなど、思いは膨らんでいます。ご意見やご要望がありましたら是非お聞かせください。(副園長・大平)