たいようさんのマフラー工房【わかくさ日記】

「たいよう組さんだから、特別にできるものがあるといいな。」と思い数年前から、冬に年長さん対象でマフラー作りを行っています。今年もマフラーを展示しておき、年長さんに「マフラー作りたい人いるかな?」と声をかけると、「やりたい!」と声を上げる子が何人かいました。

マフラーを編む道具は、丸い輪っかに突起が出ているようなもので(説明が難しいので写真を見てください!)その突起に毛糸をかけ指ですくいながら編んでいきます。指先の器用さと、根気がいる作業になります。そこで、始める前には少し練習をしてみて、自分はできるかな?できないかな?ということを子どもたち自身に考えてもらってから始めることにしています。

数人から始めたマフラー作りですが、お友達が編んでいる様子をみて興味を持つ子が増えました。たいよう組さんと一緒にマフラー作りをする中で色々なエピソードがあったのでいくつか紹介します。

エピソード1:カラフルマフラー

1本目を編み終えたA君。翌日には、「もう一個編む!」と数色の毛糸を嬉しそうに持ってきました。(えっ!あと何本編もうと思っているのだろう!?)と、私は内心焦りましたが、マフラー作りに意欲的になっていることをうれしく思い、「じゃ、何色の毛糸で編む?」と聞きながら、編み機に毛糸をセッティングしました。しばらく編むと「先生、色変えたい」というので、A君が希望する毛糸に色を変えました。

またしばらくすると「色変える!」とA君。(また!?)と思う同時に、どんなマフラーをイメージしているのかが気になりA君にイメージ図を書いてもらうことにしました。すると持ってきた毛糸全色をカラフルに塗り分けたイメージ図を作成。そこからは、「ここが青だから、次は黄色で」とイメージ図を見ながら編み進む姿が見られました。途中で「あれっ?いまどこだっけ?」と編んでいるところがわからなくなっていたので「編んだところに✓しるしをつけたら」とアドバイスすると、編んで、図を見て、✓をいれての作業を繰り返しながら編んでいました。(途中でイメージ図をなくしてしまい・・・そこからは頭の中のイメージ図で最後まで仕上げていました)マフラーが完成すると達成感に満ちた顔で嬉しそうにマフラーを首に巻いていたA君。更に次の作品に挑戦中です。

エピソード2:私も色かえよっ

A君のほかにも毛糸の色を変える子が増えてきました。毛糸の色をかえるときには次の色に糸を結び替えます。最近は自分で糸を変える子も出てきました。「Bちゃん、どうやって糸替えたの?」と聞くと、自分で結んだと。私がやっていたのを見て自分でやってみたようです。子どもたちの観察力には関心させられます。Cちゃんのマフラーも毛糸の色が変わっていましたが、よく見ると、結び目がみつからない!どうして? と、よくよく見るとセロテープで留めたあとが…Cちゃんの自主性と発想力にも脱帽でした。

このほかにも、いろいろなエピソードがありましたが、すべてお伝え出来ないのが残念です。たいよう組のみんなとのマフラー作りを通して、それぞれの子の素敵なところや成長を改めて感じることができました。もうすぐ卒園ですが、みんなの良いところをたくさん発揮して小学校でもがんばってほしいと思います。 (堀)