今年も卒園式の季節がやってきました。年が明けると卒園式に向けての準備が動き出し、たいよう組さんと過ごすのもあと数ヶ月なんだと寂しい気持ちが押し寄せてきます。
たいよう組のアルバムを職員みんなで作っていますが、4月はあどけなさが残っていた表情も後半になるにつれ凛とした表情に変わってきました。この一年、最年長としてさまざまなことを経験し、自信をつけてきたことが写真からも伝わってきました。
2月の初めに親子で園内で遊ぶ企画がありました。いつも2階で過ごしている小さいお友達は1階のお部屋に興味いっぱいです。色んなおもちゃで遊んでみたいものの、遊び方がわからない……。そんな時に活躍してくれたのはたいよう組のYくん。「これは、こうやって遊ぶんだよ」と小さいお友達やそのお父さんに説明をしてくれていました。3歳以上児の部屋の案内人のように、その後も親切丁寧に説明してくれ大活躍でした。
また、屋上では、箱型遊具の斜面板を登りたい! と一生懸命に挑戦する、にじ組のお友達がいました。なかなか登れない様子を見ていた、たいよう組のMちゃんは「登れないの?」と声をかけると、おしりを押してあげ登れるように助けてあげていました。その自然な関わりに、私はひとり感激していました。
これは、ほんの一場面ですが、困っているお友達がいると声をかけ一緒に考えたり、小さいお友達に優しく関わってあげられたりする、たいよう組の子どもたちは本当に素敵です。親切で優しい気持ちを小学校でもたくさん発揮してほしいと思います!
さて、毎年卒園式では、いつもと違った表情で堂々と証書をもらう子ども達の姿を見て、保護者の方そして職員も様々な思い出が蘇ってきて感極まってしまいます。たいよう組の子どもたちのこれまでの成長を振り返りながら、今年も涙を拭いながら笑顔でみんなの門出をお祝いしたいと思います。(堀)