子ども園には、保育士以外にもさまざまな方が働いています。
クラスの担任でないと、保護者の方にはお目にかかることが少ないかもしれませんが、実は子ども園の中のさまざまな事を下支えしてくれているスペシャリストばかりです。そのうちの一人がT先生です。
T先生は保育のヘルプに入るほか、絵本やおもちゃの補修、裁縫仕事、行事の制作と、他の人がなかなかやれないところを手伝ってもらっています。
中でもいつも感心するのが裁縫です。見立て遊び用の小物のほか、 余り布でおままごと用のバッグを作ったり、なりきりお姫様スカートやお人形の洋服を、見本や型紙なく作ってくれるのです。お人形の洋服は、ひかる・しずく組用には誤ってのみこまないように、 ボタンやかざりをつけないように、逆ににじ組さんは脱ぎ着を始めたので、あえてスナップボタンをつけてみたり、また3才以上児の人形には、手先の練習のためにファスナーをつけるなど、年齢に合わせてアレンジしてくれます。
そんなT先生にインタビューしてみました。
―子ども園で働いていて楽しいことはなんですか?
子どもたちに会うことが楽しいです。疲れていても子ども達に会って元気をもらえるので、仕事は苦じゃないです。
―作業は大変ではないですか?
子どもたちがどんな風に遊ぶのかな、とイメージしながら作っています。スカートを作ったつもりが、それを頭にかぶっている子がいたりして面白いです。
―心掛けていることは?
あまりくよくよしないで、いつまでも根に持たないようにしています。仕事を続けていけるのは、家族のサポートがあってこそ。元気な限りは続けていけたらと思います。
T先生の持ち前の朗らかな性格と裁縫の腕を活かして、いつかブランドを立ち上げられるんじゃない?と思うのは私だけかしら。気が早くロゴマークだけ考えてみたのですが、いかがでしょう?(副園長・大平)