1Fランチルーム側のテラスに、子ども用のボルダリングと、運動遊びネットがあるのをご存じでしょうか?
大人でもなかなか怖かったり、難しかったりする仕掛けですが、園の子どもたちは毎日のように楽しく遊び、身体を動かしています。
このネットでは足元が不安定な中で飛んだり跳ねたりすることで、体幹のバランス感覚が育ちます。ボルダリングでは、つかんでよじ登る、といった動作を中心に、上半身と下半身を連動させることを経験することができます。
これは、日常生活では経験することが少ないながらも、小学校以降で花開く、運動能力の基礎となる力です。こうした園内の仕掛けに加えて、0歳児からサーキット遊びや、公園など広い場での運動遊びもふんだんに取り入れて、子どもの運動面の育ちを支えていきたいと考えています。
さて今回、こうした運動面の育ちをもっと充実させていくために、新宿区社会福祉協議会と(株)日本財託による助成を受け、園舎屋上に運動遊び遊具を設置することになりました。主な意図としてはこんな感じで考えています。
1,日常の運動では経験しづらい動作を経験できる
腕の力を使いながら「登る」、身体のバランスをとって「渡る」、斜面を走って一気に「かけ上がる」、こうした動作を経験できるように設計しています。
2,乳幼児期の子どもにちょうどいい難易度
安全性に配慮しながらも、チャレンジしがいがあって、身体を動かすこと自体を楽しみながら、達成感を得られるような仕掛けを盛り込みたいと思っています。
3,子どもが自らイメージを広げて遊べるもの
大人が用意する遊びだけではなく、家に見立ててごっこ遊びができたりするなど、シンプルながらも遊びが広がる形にします。
こんなことをイメージして、保育園・幼稚園の遊具専門の施工業者に依頼し、楽しい箱型の遊具たちを配置します。おおよそ10月中には出来上がる予定ですので、どうぞお楽しみに!
最後に……こうした子どもたちの運動面の育ちを大いに見て頂く機会が、10月23日土曜日の運動会です!今年も大久保小学校の広い校庭で実施します。にじ組以上のご参加となりますが、お子さんの成長を、ともに喜び合えたらと思います!(事務兼保育士・伊藤)