たいようさんにも負けない!燃えるそらかぜサッカーバトル【わかくさ日記】

先日、久しぶりにそら・かぜ・たいよう組の散歩についていったときのことです。

すずかけの広場(戸山公園の東側・手前のほうです)にてボール遊びをしていたのですが、誰からともなく「サッカーやろう!」という声があがり、即席のゴールをつくって遊んでみることにしました。

チーム分けは、年長たいよう組対、かぜ・そら組(+伊藤)です。たいよう組チームは運動遊び大好きな男子3人衆、自信たっぷりな様子で「早くはじめようよ!」と意気込んでいます。年下対年上の対決になりそうだったので、内心、たいよう組さんを2チームに散らしたほうがいいかな?と思っていました。しかし、かぜ・そら組チームのYくん、Rくんのやる気に満ちた表情をみて、「じゃあ先生と一緒にたいようさんを倒そうぜ!」と、やってみることになりました。

大人になると忘れてしまいがちなことですが、子どもの頃の「1学年の差」というのは、人によってはとてつもない高い壁です。 当然、サッカーにおいても身体能力の差や動きの俊敏さでは、年上の子にはかないません。それでも、うちの園の子どもたちの、年上の子にも果敢に立ち向かっていこうとする気概が何ともすばらしい! 何回かたいようさんに点を入れられても、一生懸命ボールを追い、駆け抜ける姿に頼もしさのようなものを感じました。

たいようさんはたいようさんで、勝負だから手加減なし、本気でいくぞ!という真剣な姿が、下の学年の子どもたちにも伝わっているように思います。

さて、普段から異年齢で過ごしているからでしょうか。サッカーの例にとどまらず、うちの園の子どもたちは年上の子相手でも臆することが少ないと感じます。これは、実は小学校就学後にとても生きてくる素養だと思うのです。

なにしろ子どもたちにとって、学校以外の場……部活動や地域のスポーツクラブ、習い事などの場というのは基本的に異年齢で過ごす場ですし、大人になれば会社に限らず年齢幅がある中での生活がほとんどです。こうしたいろんな年齢の子が集う場でも、臆せず、自分を発揮してくれること、そんな心の強さが、異年齢保育の環境がベースになって育まれ、今後も根付いてくれたら…と。子どもたちとサッカーバトルを繰り広げる中で、願っていました。(伊藤)

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