発達
TAG

発達

保育現場や発達理論に基づく、子どもの成長・発達についての記事を集めました。

  • 2024年6月28日

夜泣きは成長のあらわれです

先日、ほし組のお昼寝時間にお手伝いに入った時のことです。寝ていた2歳のHちゃんが、うなり始めたかと思うと突然泣き始めました。泣いているけれど意識はまだ夢の中のようで、体を優しくトントンしたら、落ち着きまた眠りに入ったようでした。 Hちゃんの様子を見て、以前2歳児の担任をしていた時に、「最近、夜泣きを […]

  • 2024年6月3日

早稲田大学 福島せんせいの保育メモ(1)

4月より、早稲田大学の福島先生が週に1回程度、保育に入っています。 日本語教育、複言語教育の専門家が観察した「幼児教育・保育」の視点をのぞいてみましょう。 4月(1)にじ組:2歳児 十分に言葉が使えない子どもたちとコミュニケーションをする中で、コミュニケーションの本質(ことばがなくても文脈で多くは伝 […]

  • 2023年12月28日

運動遊びでケガを予防!~いろいろな動きを体験しよう~

乳幼児期の子どもは、「運動」が大好きです。これは「食事」や「睡眠」と並ぶ、誰もが生まれながらにして持っている欲求です。ただし、大人がイメージするスポーツのような感覚ではなく、「ただ身体を動かしたい」という気持ちをもっているようです。 子どもはこうした気持ちから身体を動かしますが、それは同時に子どもの […]

  • 2023年4月28日

子どもはみんなでみると、よりよく育つ!

今回は園で大事にしている考え方を、皆さんにも改めて知っていただけたらと思います。 ≪自立・意欲≫ 赤ちゃんの頃から、子どもが自分でできること、自分でやろうとしていることを大切にしています。大人は、子どもがやろうとすることを邪魔しない、「待つ」、「見守る」、「提案する」保育に努めます。 ≪興味・探求心 […]

  • 2023年4月3日

五感を活用した遊びが子どもの成長には欠かせません

この4月から、14名の新入園児を迎えました。そこで今回は赤ちゃんの育ちにどんなことが大切なのかを考えたいと思います。 生まれてすぐの赤ちゃんは、視力もまだ弱く、表情もなく、モノの動きや音にもほとんど反応しません。二カ月目ぐらいから、上に吊り下げたものの動きを目で追ったり、人の声かけや音に反応しはじめ […]

  • 2023年1月31日

造形活動 子どもの創造する力を伸ばすには

そら・かぜ・たいよう組では、いろいろな素材を使って子どもたちが思い思いの製作遊びを楽しんでいます。年末には「大きくなった会」で使った衣装でファッションショーを行いましたが、年が明けた現在も衣装づくりに夢中になっている子が多くいます。このため子どもたちと相談して、再度ファッションショーをやる予定です。 […]

  • 2022年11月30日

子どもの手は口ほどにものをいう!?子どもの手の発達と心の成長

子どもの手は、でたらめな動きから、徐々に食具を口に持っていくような制御ができるようになり、3歳くらいの頃には手をうまく動かしながら服の脱ぎ着ができるようになるまでに成長します。 「眼は口ほどにものを言う」ではありませんが、言葉がまだ十分に使えない子どもにとって、「手は口ほどにものを言う」気がします。 […]

  • 2022年10月3日

おばけなんているさ!【わかくさ日記】

※閲覧注意!お子さんには読ませないでください。   ♪おばけなんてないさ おばけなんてうそさ  ねぼけたひとが  みまちがえたのさ~♪ この歌はご存じですか?これは子どもたちの好きな“おばけなんてないさ”で、日頃から絵本で読んだり、歌を歌ったりして親しんでいます。 8月の誕生日会でのこと。この日の出 […]

  • 2022年8月31日

「かぜ」は健康な身体作りに欠かせない!

私も子どもがいるのですが、小さい頃は本当によく体調をくずしました。保育園に預けていて、園からの電話は突然の予定変更を余儀なくされたので、本当にびくびくしていました。しかし考えてみれば、子どもがかぜをひくのは当たり前です。 赤ちゃんは無菌状態で生まれ、生後3か月ごろまで母親からもらった免疫に守られて、 […]

  • 2021年8月31日

新しくなった0,1歳児クラスの保育室に注目です!【園長の保育雑談】

うちの園では、0、1歳児クラスの子どもが同じ部屋、同じ空間で生活しています。それは、赤ちゃんからおよそ30ヶ月頃までの子どもの成長を、連続的にみることが大切だと考えているためです。 先日保育室のレイアウト変更をしました。保育室の配置換えを行った理由は、主にこんなところにあります。 それぞれの子どもの […]

  • 2021年5月31日

子どもの脳は友達同士で「育ち合う」【園長の保育雑談】

子どもの成長には、身体の成長の他に脳の成長があります。脳の成長とは、知識を詰め込むだけではありません。考える力、創造する力、対話する力、感情をコントロールする力などが、様々な体験を通して脳を思う存分使い、育っていくことです。それが社会に出たときの生きる力の基礎になります。知識を詰め込むことは小学校以 […]

  • 2020年11月30日

大切なのは、子どもに選択させ、問いかけること【園長の保育雑談】

毎日の子どもとの生活の中で、私たち保育者が大切にしている関わりの一つに「問いかける」ということがあります。 例えば子どもがケガをして、事務所(医務室)に来ることがよくあります。そんな時にも「○○ちゃん、どうした?」とやさしく聞いてあげます。 たいていの子は痛い箇所を指して「ここ(が痛い)」と言ったり […]

  • 2020年8月31日

コロナ禍の保育で改めて大切にすること【園長の保育雑談】

先日、明和政子先生(認知発達科学・京大大学院教授)のオンライン研修を受けました。タイトルは「コロナ禍の人の育ち」です。こんなことを話していました。 国の専門家会議により「新しい生活様式」(1、他者と身体的な距離をとる、2、3密(密閉、密集、密接)を避ける、3、会話は真正面を避け、マスクを着用する)が […]

  • 2019年6月4日

子どもがぐずぐずと、不機嫌になっていることありませんか?【園長の保育雑談】

4月から一ヶ月近くが過ぎようとしていますが、お子さんの様子はいかがでしょうか。変わったことはありませんか。先生には慣れたでしょうか。4月は、登園時離れるときにお子さんがあまりにも激しく泣いたりするので、保護者の皆さんはきっと後ろ髪を引かれる思いだったとお察しします。心配なことがあれば何なりとご相談く […]

  • 2019年2月1日

子どもの成長や育ちを“足し算”で見ていますか?【園長の保育雑談】

たとえば子どもがそれまではおとなしくイスに座れていたのに、最近イスに座れないで部屋の中をフラフラしたり、あるいは自分の好きな場所からなかなか離れられなくなったとします。こうした子どもの姿をどう考えたらよいのでしょうか。以前は自分を抑制する力が育っていたのに、今はそれが退化してしまったと考えるべきでし […]

  • 2017年1月4日

屋上に体を動かしてあそぶ遊具を設置します【園長の保育雑談】

ある研修会で、体の動きに未熟さが見られる2歳児が10年前よりも増えているとの報告が行われました。わずかな段差につまずいて転ぶ子や、砂場にお尻をついたままあそぶ子、短い距離の上り坂に歩ききれずに泣く子など、体力的に課題の多い子が増加傾向にあるとの報告が行われました。 またこれと同時に興味深い報告が行わ […]

  • 2016年11月30日

「大きくなった会」ではこんなことを大切にしています

12月には「大きくなった会」があります。当子ども園の行事は、子どもの成長・発達を保護者に見てもらうところに大きなねらいがあります。運動会は運動面での成長を中心にみてもらい、「大きくなった会」は表現やことばの成長・発達を見てもらいたいと考えています。 今回は劇あそびについて、クラスごとに大切にしている […]

  • 2016年11月9日

あそびの背後にはたくさんの“学び”があります【園長の保育雑談】

子ども園で子どもがケガをすると、「先生がそばにいたのに……」と親なら誰しも思うでしょう。中には防げたかもしれないものもあるので、痛い思いをさせてしまったと園でも本当に胸が痛みます。大きなケガならなおさらです。 ただ一方で小さい擦り傷や打ち身にまで過敏になり、ケガをさせないようにケガをさせないように「 […]

error: