毎年恒例のたいよう組限定のマフラー作り。今年も興味を持った子たちが楽しく取り組んでいます。
1月に入り、マフラー作りを呼びかけると「いつマフラー作りが始まるかって、楽しみに待っていたんだよね!」とSちゃん。
そういえば、Sちゃんは、昨年の年長さんがマフラーを作っているのをよく見ていました。年長になったらこれができると、期待して待っていてくれたようです。
さて、今年のたいよう組さんは、ままごとコーナーや飼育スペースにあるちゃぶ台を囲んでマフラーを編むのが定番となっています。
世間話!?で盛り上がりながらも手をしっかり動かし、なかなか器用な姿が見られます。「その毛糸の色、かわいいね!」「もうそんなに編めたの! すごーい!」「そこ、穴あいてるんじゃない!? 大丈夫!?」などなど、友達同士何気ない会話をしています。
そこには相手の子が、もっとやる気になるよう励ましたり、自分のも編み進めつつお友だちのことも気にかけたりする姿があり、良い仲間関係が築かれて来たんだなと感じました。
例年は、まず一つ完成させることで充実感と興味が大きくなり、次は家族の分を編みたい! という子が多いのですが、今年は初めからプレゼント用に編みたい枚数を考えている子もいました。
「もうすぐお兄ちゃんの誕生日だから!」「頑張っているいとこのお姉ちゃんにあげたいんだ!」という言葉に、自分よりも相手のことを思う気持ちが育まれてきているんだなと感心しました。
毎年、たいよう組さんと一緒にマフラー作りをすることで、子どもたちの成長が改めて感じられ、心も体もこんなに大きくなったんだな…と卒園式を前に胸が熱くなります。マフラー作り以外でも、自分の興味あるものに集中している、たいよう組さんの姿があります。
園生活で培ったものが糧となり、これから先も大きく羽ばたいていくことを楽しみにしています。(主任保育士・堀)