あたらしい積み木であそぼう!【わかくさ日記】

少し前から、そら・かぜ・たいよう組の積み木コーナーにあたらしい積み木を導入しました。ビー玉が通る溝が彫られた、クーゲルバーン(ドイツ語で”球の道”の意)というジャンルの積み木型玩具です。欧米圏ではポピュラーな幼児向き知育積み木の一種です。

その中でも、今回導入してみたCuboro(キュボロ)は表面上見える溝だけでなく、内部をくり抜いた穴もうまく使い、想像しながらコースを組み立てていくところに、子どもが面白さと創意工夫を発揮できるものです。
なんといっても、5センチ四方の立方体の積み木を組み合わせて、ビー玉のコースを作る面白さ!表面上は見えないトンネルを通っていくコースを想像しながら、時にはみんなでわいわいと、あるいは一人でコツコツと楽しむことができるのです。

では、実際に子どもたちはどんな様子で遊んでいるのかというと……

お互いの作るものに影響され合いながら、積み木遊びを楽しむそら組、かぜ組の子どもたち

・複雑なコースはまだちょっと難しいけれど、自分たちなりに簡単なコースを作って楽しむそら組の子どもたち

・そら・かぜ組さんが寝ている昼の間、じっくりと話し合いながら、大きなコース作りに挑むたいよう組の男の子たち

・たいよう組さんが複雑なコースを作っているところを「すごいな、面白そうだな」と憧れの目線を持ちながら参加しているそら・かぜ組さんの子どもたち

と、こんな様子で積み木コース作りを楽しんでいました。

ビー玉が転がる様子を予測しながらコースをつくり、実際に試してみる。上手に転がっていけば「うまくいったぞ!」転がっていかなければ「今度はこっちを直してみよう」。

たいよう組さんでは、みんながお昼寝している時間にじっくりと取り組む様子も。見本図を見ながら複雑な作品にチャレンジ!

予測して創り上げ、うまくいかなければ修正してまた実践。積み木だけではなく、子ども園の遊びの中には、こうした試行錯誤を繰り返すものが大いにそろっています。幼児期のうちに、たくさんのトライアンドエラーを繰り返して育ってほしいなと思っています。

さて、子ども園のような場所のおもちゃには、質と量、その両方が求められます。良質なおもちゃがあっても、量が十分に用意されていなければ、子どもたちが夢中になって遊びこむことにはつながりません。
そんな中で、今回の積み木導入では、新宿区社会福祉協議会並びに株式会社日本財託様からの助成金により、かなり多くの量を購入することができました。(良いものなので実はかなりお高いのです…)ありがとうございました。(事務兼保育士・伊藤)