ボランティアさんがいざなうお話の世界

一ヶ月に一度、読み聞かせボランティアのOさん、Hさん(みんなのおばあちゃんよりちょっと歳上くらいでしょうか)がきて、子どもたちに絵本を読んでくれています。

「最近の絵本もいいものはありますが、昔ながらのお話も子どもたちに伝えていきたいんですよ」という思いで読み聞かせボランティアをしているとのことで、毎回、昔話と子どもたちの興味がありそうな本を選んで持ってきてくれます。

開催日の数日前には、絵本(4冊くらい)のラインナップをポスターにして持ってきてくれ、子どもたちはそのポスターを見て好きなお話を聞きにいっています。

絵本に興味のある子が、興味のある話を聞きに来るので集中してみている子が多く、また、お話が終わると「おもしろかった〜」「ちょっとかわいそうだった」「僕は○○だと思った」など様々な感想が聞かれます。そんな子どもたちの反応にお二人も刺激を受け楽しく活動できるとおっしゃっていました。

お誕生会で楽しいパネルシアターをしてくれる「とくちゃん」ことTさんもボランティアできてくれている1人です。対面での関わりが難しかったコロナ禍では、ご自宅で動画を撮って送ってくださり、それをみた子どもたちは画面越しのとくちゃんからの語りかけに応えたり、一緒に歌をうたったりとても楽しい時間を過ごしていました。

色々なことが制限されていたコロナ禍で、「少しでも子どもたちに楽しんでもらえたら」という、見えないところで、子どもたちを思ってくれている徳茂さんの思いに感激したのを覚えています。今は、とくちゃんの生パネルシアターを毎回楽しみにしている子どもたちです。

また、近隣にお住いの絵本作家の室井さとこさんも、年長児を対象に月に一度絵本の読み聞かせに来てくださっています。

このようにボランティアの方と日常的に交流する体験により、感謝の気持ちや人への関心も広がっているように思います。実際に「お話してくれてありがとう」「パネルシアターしてくれてありがとう」と言っている姿やボランティアの方の姿をみて「バイバイ~」と親近感をもって手を振る姿が見られます。これからもボランティアの方を含め地域の人たちと触れ合う機会を持っていければと思います。(堀)

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