夜泣きは成長のあらわれです

先日、ほし組のお昼寝時間にお手伝いに入った時のことです。寝ていた2歳のHちゃんが、うなり始めたかと思うと突然泣き始めました。泣いているけれど意識はまだ夢の中のようで、体を優しくトントンしたら、落ち着きまた眠りに入ったようでした。

Hちゃんの様子を見て、以前2歳児の担任をしていた時に、「最近、夜泣きをしたり寝言を言ったりすることがあるのですが、何かあったのでしょうか…心配です」と相談をされたことを思い出しました。子育てしている中でそんな経験をした保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

2歳前後になると、自分の要求が通らなかったこと、例えば“公園でもっと遊びたかったのに帰らなくてはいけなかった”とか“おもちゃを独占して遊びたかったのにそれができなかった”など自分の中で納得しきれていない昼間の経験が、夢や寝言、夜泣きとして表れることがあります。これは成長して記憶力が増したことによる、精神面の発達の表れでもあります。しかし子どもは成長するにつれて、〜できないという理由を理解し、自分自身で納得して行動できるようになります。これに伴い、寝言や、夜泣きも減ってくるようです。

過去にこんな経験をした方は、そんな理由からだったのか……と、これからお子さんがその年齢に差し掛かるという保護者の方は、今後の参考にしていただければと思います。とはいえ、お子さんの夜泣きが続くと心配になりますよね。夜泣きに限らず何か心配なことがあったら、いつでも園の先生にご相談ください。お子さんの園での様子などお伝えしながら、一緒に考えていけたらと思います。

(主任保育士・堀)

error: